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「選手は夢と希望を与える存在。その環境を作るのは我々の役割」JGTO副会長・倉本昌弘が新シーズンに向けた抱負を語る
明日から始まる日本男子プロゴルフツアーの国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」(東建多度カントリークラブ・名古屋)を前に、新たにJGTO副会長に就任した倉本昌弘氏が“うな重”を報道陣に振る舞うとともに、日本男子プロゴルフツアーの今後について語った。
写真/ゴルフサプリ編集部
「迅速かつ透明性のある情報共有を行っていきたい」
桑名の「だるまうなぎ・多度本店」といえば、東建ホームメイトカップを取材してきた記者にとっては馴染みの店だ。東建多度カントリークラブに向かう途中にあり、毎年というわけにはいかないが、たまの贅沢にと数年に1度は足を運ぶことのある美味い鰻を出す店だ。
新たにJGTO副会長に就任した倉本昌弘氏が、JGTOからの感謝の気持ちです、というありがたい言葉とともに報道陣に振舞ってくれた。その後の囲み取材では改めて副会長就任の挨拶と、新シーズンが始まるにあたっての抱負を語ってくれたのでお伝えしたい。
選手、マスコミとの協調なくして健全なツアー運営は実現しない
記者やカメラマン一人ひとりに鰻重を手渡しする倉本昌弘副会長
まず、これからのJGTOでの活動において、一番力を入れていきたいことについて聞かれた倉本副会長は「理事会の終わった後、すぐに記者発表をしていなかったということを知って愕然としたんですよ。理事会で決めたことを、そこですぐにマスコミに出していかないと私はダメだと思うので。PGA時代はそのようにしていましたし、必ず事あるごとに情報を出していきたいです」と、さっそく変化をもたらしているようだ。
続いて「(こちらが出したい)情報だけをマスコミに出してと言ったって出してもらえるものではありません。良いものも悪いものも、すべて情報を出していく。それで批判を受ければ、それをしっかり受け止めて改善していく。褒められれば、より良く改善していく。情報の迅速な発表と透明性を持たせていきたいと考えています」と、裏表のない組織作りを目指していると強調する。
自身の選手としてのシーズン入りについては「関西オープンが開幕だと考えています。今年の会場の名神八日市カントリー倶楽部は、僕が日本プロゴルフ選手権(第50回・1982年)を優勝した思い出深いコースでもあるのでここから始まるという気持ちです」。今シーズンのレギュラーツアーへの参戦は、シニアツアーの予定とも重なっているため、あと1試合くらいかなという倉本氏。だが、レギュラーツアーに足を運んだ際には、今回のように選手やメディアとの対話、情報交換・共有を積極的に図っていきたいと話す。
さらに、我々報道陣の活動に対しても「今後はよりマスコミの方々が報道活動をしやすいように改善を図っていきたいです」。最後に選手へのメッセージとして、以下のように話してくれた。
「選手たちがしっかりと試合でパフォーマンスを発揮できるような、そして社会貢献を担えるような環境を作っていく。それが我々の役割であり、それができなかったら、それは我々(JGTO)の責任です。選手たちには、ファンや多くの人たちに希望や夢を与えられるような存在になってほしいです」
今回、倉本副会長は、協調という言葉が何度も使っていた。そして、協会の役割、選手の役割、そして我々マスコミの役割が、倉本副会長の中では明確にイメージされており、日本男子プロゴルフツアーを取り巻くすべてが協調して動いていける体制を作るという意思がはっきりと伝わってきた。
試合数減少に悩む日本男子プロゴルフツアーを、今一度盛り上げ、なおかつ健全な姿に再構築させる。この難しいミッションを達成するうえで、倉本副会長は重要なピースになることは間違いない。
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