トッププロのパターがショートパットに強いマレット型になってきた【鹿又さんの米ツアー最新ギアレポート】
マスターズで繰り広げられた熱い戦い。ギアの戦いも熱かった。(写真は2024年マスターズ 大会提供)
マスターズへGOLF TODAYの特派記者としてオーガスタへ向かったクラフトマン・鹿又芳典氏。彼が本場米ツアーで見た最新のギアをレポートする。
米ツアーのトッププロのバッグを覗くと、ユーティリティやウェッジのセッティングに特徴が見られた。それ以外に鹿又氏が気づいたのは「マレット型パター」の使用者が多いことだ。
トッププロのスコアを作る2本のクラブとは?【鹿又さんの米ツアー最新ギアレポート】
マスターズへGOLF TODAYの特派記者としてオーガスタへ向かったクラフトマン・鹿又芳典氏。彼が本場米ツアーで見た最新のギア...
「パッティンググリーンで練習している選手を見て思ったことはマレットパターを使う人が多かったこと。マスターズを2回目の優勝を果たしたスコッティ・シェフラーは約1年間優勝から遠ざかっていましたが今年の3月にマレットパターを使うようになると、いきなり2連勝して、マスターズまで制しました」(鹿又氏)
マスターズ上位の選手のパターといえば、松山英樹をはじめスコッティ・キャメロンのブレード型が多かったのだが……。
「マレット型パターを使う選手が増えた要因としては、ショートパットのミスを減らすためだと思います。傾斜が強いオーガスタのグリーンなどでは1メートルのショートパットでも難易度が高い。その距離を取りこぼさないためにもマレット型を使う選手が増えたのだと思います」(鹿又氏)
パッティングといえば鹿又氏はタイガー・ウッズのパッティングに感銘を受けたのだとか。
タイガーのパターといえば伝家の宝刀として知られている「スコッティ・キャメロン ニューポート2 GSS」。メジャー15勝のうち14勝はこのパターで挙げているといわれている。
「一番印象に残ったのがタイガーのパッティングの音です。2、3メートルのパットを打ったとき、15メートルくらい離れていても鮮明に音が聞こえてくるのです。パターの芯でボールのコアをしっかりととらえている証拠でしょう。あの音にもこれまでタイガーが難しいグリーンを制してきた秘密があると思っています」(鹿又氏)
ピンまで残り220ヤードからシングルさんがPWを2回打ってグリーンに運ぶ理由とは?【シングルさんのコースマネジメント】
パー5ホールや長いパー4ホールの2打目が200ヤード以上ある。できるだけ距離を稼いでグリーンに近づけたくなる場面だが、そこ...
ウェッジを3本から2本にしたら90切れなくなった!? 間違いだらけのウェッジセッティング
アプローチで悩むアベレージゴルファーが、ウェッジのフォーメーションについてカリスマフィッター・鹿又さんのところへ相談...
インドアで上手くなる片手打ち!(左手編)
今主流となりつつなるインドアでのゴルフ練習。限られたスペースでシミュレーターを使った練習は基本の確認やフォーム作りに...