三代目・X FORGED STARアイアンはどこが変わった?

3代目となる「X FORGED STARアイアン」は、今までのモデル同様、完全な1ピース軟鉄(S20C)鍛造となっています。形状的にはシンプルなキャビティバック。バックフェースの下側には中央を頂点とした三角形状の肉厚な部分を形成。そこから上に向かって、やや肉厚な部分、そして完全なキャビティ部分と、段階的に厚みが変えられています。肉厚な部分の面積をより小さくまとめ、完全なキャビティ部分の面積を広くすることで、寛容性も高められています。

ヘッドサイズは寛容性を求めてやや大きめながら、エッジに面取りを施し、プレーヤーには適度な大きさに見えるようになっています。
ソールには特徴的なトライレベル・ソールデザインを採用。リーディングエッジ側は半円状の面取り、トレーリングエッジ側はトウからヒールにかけて一定の面取りが、それぞれなされています。これによりスムーズな振り抜きが可能となっており、ボールコントロールのしやすさに大きく貢献しています。

ロフト設定は7番で29度と、ややストロング設定。「1ピースの軟鉄鍛造アイアンを使いたいけれども、ある程度の優しさや飛距離も欲しい」というプレーヤーに最適なモデルとなっています。

シンプルながらめちゃカッコいいっす!

バックフェースのデザインは、バックフェース下側の分厚い部分にキャロウェイのロゴ。そして一段低くなったキャビティ部分に「X FORGED」と「STAR」の刻印。他には何もないのですが、シンプルでカッコいいんですよね。
構えてみるとほんの少し大きめのヘッドで安心感があります。トップブレードは少し厚めながら、面取りが入っているので、意外にシャープに見えます。オフセットが少しあり捕まるイメージも出ています。

さっそくコースで打ちましたが、とにかく打感が最高!

5番~PWの6本をコースに持ち込んで打ちましたが、シャフトはN.S.PRO 950GH neoのSです。まず1発打って感じたのが打感の良さ!もう本当に柔らかい!モチモチといってもいいくらいに柔らかくて本当に気持ちがいいんです。いままでいろいろと打感が柔らかいというアイアンを打ってきましたが、もうトップクラスに気持ちいい。やはり単一素材の鍛造ということで、混じり気のない打感なんですよね。同じ軟鉄鍛造でもなにかパーツが付いてたりすると、こういう打感にはならないんですよ。打音も少し低めの音で、とても厚く当たったような音がします。これまた本当に気持ちいい。

コースで使うと、このソールヤバいっす!

そして今回のモデルの特徴である「トライレベル・ソールデザイン」ですが、これがかなり素晴らしい!とにかく抜けがいいというか、ソールがスッと滑ってくれるんです。地面に突っかかるような感触がなく、スッと抜けとくれます。人工芝の練習場ではこの感覚はあまりなかったのですが、コースで打つと全く感触が違いました。また、少しダフリ目に入ってもバウンスが滑ってくれる感覚で大きなミスになりにくい。少しヘッドが上から入る人でも、使いやすく出来ていると思います。もちろんシャローな軌道で打つ人にもめちゃ良いです。ソール形状を見たときから、これは使いやすそうだと思ったのですが、実際にうってみると想像以上の使いやすさでした。本当にこのソール素晴らしいです!

優しく上がって打てるど、操作性もあります。

弾道はけっこう高めになります。上がりすぎることはないですが、普通に打てばけっこうな高弾道。ややストロング設定のロフトなので飛距離も出ます。でも球が上がりやすいので飛ぶけど止まらないってことにはならないですね。スピンも適度に入りグリーン上でもしっかり止まります。
少しヘッド大きめの優しいアイアンですが、意外と操作性もあります。少し低い球を打ったり、左右に曲げてみたりもできるので、球を操りたい人でも使えそうです。ただ、積極的にボールをコントロールしたい人ならば、もっと操作性の高い「X FORGED」(STARじゃないモデル)をおすすめします。

「X FORGED STARアイアン」はどんな人におすすめ?

中級者から上級者まで使えるアイアンだと思いますが、これからもっと上達したいというゴルファーにおすすめしたいです。優しさはありながらも、操作性もある。打感もいいし、とにかく打っていて気持ちの良いアイアンです。こういうアイアンでしっかりと練習すればスコアも良くなってくるんじゃないかと。西村優菜プロもこのアイアンにすぐ変えたそうなので、プロでも使えるほどの完成度が高いアイアンだと思います。いつもは、最後に少し不満な部分を書くのですが、今回は全くなし!本当に僕も欲しくなる素晴らしいアイアンでした。
ゴルフショップなどで試打できる機会があれば、ぜひこのモチッとした打感を味わってください。でもこのアイアンが本領を発揮するのはコースなので、できればコースで打ってみてほしいんですけどね~。

ゴルフバカイラストレーター、野村タケオ。
京都府出身。
様々なゴルフ雑誌やウェブサイト等にイラストやイラストコラムを寄稿。
毎週水曜の22時からYouTubeライブで生放送「野村タケオゴルフバカTV!」を放送中。