ピン「G430」「i210」「G710」の“良品”中古は見つけたら即買い！5月中の購入が吉！
中古クラブ売買の裏ワザ教えます！Vol.46
中古クラブの世界で30年！中古クラブに関する知識において、レジェンドと呼ばれる中山功一氏が中古クラブの得する扱い方を伝授します。
GOLF TODAY本誌 No.624／88ページより
5月は中古クラブの売買が1年で最も多い
5月は中古ショップが1年間で最も盛り上げる季節。春のゴルフシーズンとゴールデンウィークが重なる影響もあってクラブを売る人も買う人も一番多いです。
特に最新モデルを探している人は5月が狙い目です。というのも、2月に発売された『Qi10』『パラダイム Ai SMOKE』などの新作ドライバーをお得に買うことができるからです。発売から3カ月しか経過していないので、極端な割引きはしていません。しかし、中古ショップでは発売から2カ月が経過したタイミングで、下取り価格アップキャンペーンを開始します。そのキャンペーンを利用することで、『Qi10』や『パラダイム Ai SMOKE』を5000円から1万円くらい安く買うことができます。『Qi10』は発売直後は『MAX』が注目されていましたが、ノーマルの『Qi10』の需要が高くなってきました。マスターズで優勝したスコッティ・シェフラーが使っていた影響もあるのかもしれません。
また4月中旬に中古ショップを数店巡っていると、『G430シリーズ』のドライバーが店頭にありました。元々、ピンのクラブは中古市場に出回る本数がすごく少なかったのですが、2月に『G430 MAX 10K』が発売されたことで、『G430シリーズ』が少しずつ中古市場で増えてきたようです。ただし、どのお店の担当者に聞いてもピンの中古クラブは入荷したら即売れる状況が続いているそうです。ドライバーだけではなくて、アイアンの『i210』や『G710』も高価格帯で売れるので早い者勝ちです。
中古の売買が活発な5月ですが、人気モデルの在庫が豊富なのは上旬まで。5月10日以降になってしまうと、スペックが少なくなったり、キズやグリップの状態が悪いものしか残っていないので、中古で綺麗なモデルを探しているなら早めがいいでしょう。逆に、安いクラブを探しているなら、5月上旬の売買が落ち着いてきた下旬が狙い目です。
- シェフラー効果で『Qi10』が人気に!?
- ドライバーもアイアンも『ピン』が即売れ中
- 店頭在庫が豊富なのは5月上旬まで
中山功一セレクト今月のオススメ中古No.1
i210 ピン
世界中で大ヒットした『i210』は、プロゴルファーからの評価も高くてピンの歴代アイアンの中でも名器だと言われています。ツアーモデルとしては少し大きめのヘッドサイズで寛容性が高いのが特徴。中古市場でも、まだまだ値段は下がっていません。6本セットで6万円前後ですが、それでも人気です。
中山功一（なかやま・こういち）
かつてはフェスティバルゴルフでゼネラルマネジャーを務めるなど、中古クラブ業界に携わって約30年。ゴルフ雑誌での連載、中古ゴルフクラブ関連の著書も多数。テレビ東京系列「なんでも鑑定団」にも鑑定士として出演。
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