最初にこのパターで結果を出したのはキーガン・ブラッドリー。少しモデルが違い、白黒のアライメントは同じだが、旧タイプの「バーサ」だ。

次にこのパターの使い手として注目され、このパターをメジャーにしたのがリッキー・ファウラー。キャディのパターを見て、オデッセイに依頼。できあがったのが「O-WORKS JAILBIRDミニ」のVERSAデザイン。不調に陥っていたリッキー・ファウラーであったが、このパターで調子を取り戻し、復活優勝まで果たす。

そしてファウラーの大学の後輩であるウィンダム・クラークがこのパターを“完コピ”。それどころかファウラーの目の前でメジャーを奪い取るほどの活躍を見せた。

現在、ウィンダム・クラークはこの完コピパターから卒業。同じタイプではあるが現在は「AI-ONE」シリーズの「CRUISER JAILBIRD」を使っている。

ではテイラー・ぺンドリスは? というと、リッキー・ファウラーの完コピタイプだ。

こうやって見ると形状としてはこの「JAILBIRD MINI」タイプが最強と思われるのは当然だが、気にしてよく見てほしいのがインサート。

キーガン・ブラッドリーは「ホワイトホットプロ」。リッキー・ファウラーは「マイクロヒンジ」。ウィンダム・クラークは「マイクロヒンジ」から、パター変更とともに「AI-ONEミルド」のフェースになったように見える。

テイラー・ぺンドリスはファウラーの完コピだから「マイクロヒンジ」。

じつはこの「マイクロヒンジ・インサート」、史上最強インサートではないかという意見も飛び交うほど性能がいい。

この「マイクロヒンジ」はオデッセイの「オーワークス」シリーズに搭載されたインサートでフェース面にある無数の爪「ヒンジ」がボールに食いつき巡回転を生むというもの。そう、無数の爪があるからフェース面が平らじゃないのだ! 

ちなみに勝みなみもこのインサートのパター。(オーワークスだから当然……)

派生モデルとしてヒンジがありながらホワイトホットの樹脂が流し込まれた「ホワイト・ホット マイクロヒンジ・インサート」、「 マイクロヒンジ★インサート」があり「ISPSハンダ欧州・日本」で優勝した桂川有人はこちらのタイプを使っている。


「JAILBIRD」形状ばかりに目がいくかもしれないが、ひょっとするとひょっとして「マイクロヒンジインサート」が凄いのかもしれない。パターの転がりに悩んでいる人は試す価値がありそうだ。