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FWを入れるとしたら番手は何が良い? 3Wと7W? 最強の組み合わせはあるの?

吉本巧のゴルフギア教室 第14回

2024/05/11 ゴルフサプリ編集部

フェアウェイウッド,セッティング

毎年たくさんの新しいギアがデビューするゴルフマーケットで自分に合った一品を選ぶのは至難の業。噂に流され手を出したら大失敗! という話もよく耳にする。安い買い物ではないだけに、セレクトミスは絶対避けたいところだ。こんな状況で役に立つのは正しい知識。道具はもちろんゴルフのテクニックについて正しく理解していれば惑わされない。ということで生まれた、ゴルフのメカニズムに精通したコーチ・吉本巧がギア目線から森羅万象を解説するこの企画。今回のテーマはフェアウェイウッドです。
写真/ゴルフサプリ編集部

入れるなら5Wか4W。どちらか1本で十分に事足りる

今回のテーマはフェアウェイウッド(FW)。選ぶ時には何に気をつけるか? どんなゴルファーがどの番手を使えばいいのか? などを中心に話します。メーカーによって取り扱っている番手が多少違いますが、ここでは3、5、4、7の4つの番手を取りあげ、1本体制と2本体制を例に、番手ごとのメリットやデメリットを紹介していきます。

まずはFWを1本だけ入れるセッティングから。断然おすすめなのは5Wです。なぜかというとFWの中心的な番手だから。メーカーやブランドで多少変わりますが、5番のロフトは18度前後でボールが上がりやすい。また、長さも適度でミートしやすいのです。

そもそもFWは当たれば飛ぶクラブですが、当たらないと大きなミスになるリスクがあります。長いと距離は出るけれどミートしづらく、短いとミート率は上がっても距離がイマイチだったりするわけですが、そのちょうど真ん中で、いいとこ取りできるのが5W。FWの中では当たりやすくて飛ばせるのです。また、使える状況もたくさんあって、ティショットはもちろん、地面からでも比較的容易に打てるし、ラフでも結構ボールを拾えて使い勝手がいい。FW選びを迷っているなら5Wから入るべき。1本でも十分に事足ります。

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1本体制で次の候補になるのは4Wです。これもモデルによって多少変わりますがロフトは16.5度前後。5Wより1.5度ほどロフトが立っているイメージです。4Wを入れる際の大前提は、5Wが打ちこなせること。5Wでは物足りないと感じるくらいでないと難しいと思います。ロフトが立ってちょっと長くなるぶんボールが上がりにくくミート率が下がるからです。言うまでもなく一番のメリットは5Wより飛距離が出ること。地面から打てるパワーとヘッドスピードがあり、芯で打てる自信があれば4W1本でイケます。

ちなみに地面から打つ場合、ドライバーの平均ヘッドスピードが40~42m/sなら5W、44~46m/sなら4Wというのが目安です。打ちこなせているかどうかの判断基準は弾道の高さ。地面から打った時にヘッドスピードが足りないと球が上がりません。30m/s台だと芯に当たってもボールが上がらず、7Wより飛ばなかったりします。以上がFWを1本だけ入れることを想定した場合の考え方。5Wか4Wです。

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