キャロウェイ『Xフォージド』の中古が人気! 2018年モデルなら半額以下!?
中古クラブ売買の裏ワザ教えます!Vol.47
中古クラブの世界で30年!中古クラブに関する知識において、レジェンドと呼ばれる中山功一氏が中古クラブの得する扱い方を伝授します。
GOLF TODAY本誌 No.625/72ページより
『i210』や初代『T100』はセットで6万円台
今年のアイアンではキャロウェイの『Xフォージド』『Xフォージドスター』が大ヒットしています。一部のゴルフショップでは5月上旬の時点ですでに欠品していて、次回の入荷が7月・8月になっているそうです。一方で、新『Xフォージドシリーズ』が欲しいけれど、定価で買うと6本セットで17万円台。高くて買えないゴルファーが今、中古ショップにアイアンを探しにきています。
人気はセット価格7万円台以下のモデルで2018年から2020年のモデルです。定番で売れ続けているのはやはり『ゼクシオ テン』(6本セット・約4万円)です。元々、中古アイアン市場は『ゼクシオ』の1強でした。しかし、ここ数年はピンとタイトリストが人気を集めています。ピンで言えば18年に発売した『i210』(6本セット・約6・5万円)や2020年に発売した『G710』(6本セット・約7・5万円)がよく売れています。タイトリストは18年モデルの『718 AP2(6本セット・約5万円)』や2020年モデルの初代『タイトリスト T100』(6本セット・約6万円)が人気です。
数年前まで中古アイアンは3、4年前のアイアンがよく売れていましたが、今は5、6年前のアイアンが売れます。その理由の一つが、円安&物価高の影響によってゴルフ用品に使えるお金が少なくなったこと。もう一つは、クラブの進化によってヘッドにキズがつきにくくなったことです。5年前のアイアンなのに、すごく綺麗。特にピンのソフトステンレス系のヘッドはキズが目立ちません。
中古クラブの流通事情で言えば、最近は都心店のほうが回転が早くて、人気アイアンが見つかる可能性が高いです。3、4年前のコロナ禍では郊外のショップの方がお客さんも多くて、クラブの売買も盛んだったのですが、昨年あたりから都心回帰の傾向が強くなってきました。ネットに出ていない掘り出し物を見つけたい人は都心店が狙い目です。
- 狙い目は2018・2019年モデル
- 郊外店よりも都心店に人気モデルがある
- ダンロップ、ピン、タイトリストが人気
中山功一セレクト今月のオススメ中古No.1
タイトリスト 718CB アクシネット ジャパン
2018年モデルでは『718 AP2』も人気がありますが、『718 CB』も完成度が高い。ハーフキャビティモデルとしての寛容性もあって、打感、操作性、顔の良さなどトータルバランス的な完成度が高い。今、発売されているツアーアイアンに比べるとキャリーで3、4ヤード飛距離が落ちる以外は遜色ないと思います。
中山功一(なかやま・こういち)
かつてはフェスティバルゴルフでゼネラルマネジャーを務めるなど、中古クラブ業界に携わって約30年。ゴルフ雑誌での連載、中古ゴルフクラブ関連の著書も多数。テレビ東京系列「なんでも鑑定団」にも鑑定士として出演。
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