『ゴルフ業界の2025年問題』あまり深刻じゃないかも? 楽観視できないのは「2045年問題」かも
もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話
ゴルフ業界の2025年問題を知っていますか?私は初耳でしたので、少し調べてみました。あくまで私見ですが、2025年問題はそれほど影響は大きくないと思いますが、私のような元気な一般ゴルファーにとってはポジティブな影響が期待できると考えています。
ゴルフ業界の2025年問題とは?
先日、ラウンド中にゴルフ友達に「ゴルフ業界の2025年問題を知っている?」と聞かれました。私にとっては初耳でしたので、自宅に帰ってから調べてみました。2025年問題は、ゴルフ業界の特有の問題というよりは、日本の高齢化社会の進展が原因でした。国立社会保障・人口問題研究所が日本の2025年の人口ピラミッドを下記のように推計しています。人口の多い世代が2つあり、1つめが1947年から1949年に生まれた団塊世代、2つめが1971年から1974年生まれの団塊ジュニア世代です。ゴルフ業界の2025年問題は、2025年に団塊世代が75歳以上になり、引退するゴルファーが増え、ゴルフ人口が減少する可能性が高いことです。また、ゴルフを引退する際に会員の預託金償還が増えゴルフ場の経営が苦しくなるのではと言われています。
あくまで私の私見ですが、ゴルフ業界の2025年問題はそれほど深刻ではないという印象です。というのも、私の周りでゴルフをやっている団塊世代の方々非常に元気です。あと、数年でゴルフを引退するような印象は一切ありません。もちろん一定数の団塊世代のゴルファーが引退するとは思いますが、新しく始める方も増えています。日本のゴルフ人口は新型コロナウイルスの流行で一時的に増加しましたが、基本的には減少トレンドですので、それほど影響はでないのではないと思っています。
また、預託金の償還問題もゴルフ会員権を持っていなければ影響はありません。預託金問題でゴルフ場の経営が苦しくなっても、ゴルフ場は日々の営業を継続できるようなかたちで事業再生を目指すのが一般的ですので、いきなりそのゴルフ場でラウンドできなくなるようなことは起こりません。そうは言っても、さすがに最も人口の多い団塊ジュニア世代が引退に近づく頃には大問題になりそうなので、ゴルフ業界全体で対策を考えた方が良いとは思います。
影響が小さいとはいえ、変化はあるでしょ?
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