ロフト19度のユーティリティは「お助けクラブ」と言えるのか? 20度未満のUT、使える人と使えない人
オグさんがお答えします!
ロフト角20度未満、クラブ長さ40インチ。このスペックを見て「ボールが上がりやすい。ミートしやすい。簡単に距離が稼げる」といった、いわゆる”やさしいクラブ”のイメージは湧くだろうか? 今回はロフト角20度未満のユーティリティは、はたして“やさしいクラブ”と言えるのか? というテーマです。
写真/ゴルフサプリ編集部
ロフトの立ったユーティリティは決してお助けクラブではない!
皆さんこんにちは。おぐさんです。今回は、“ロフトの立ったユーティリティ”についてお話しします。さて、ユーティリティはフェアウェイウッドとアイアンの中間に位置するクラブとして、フェアウェイウッドが苦手な人やロングアイアンで高さが出せない人に重宝されています。確かにそういったゴルファーには有効ではあるのですが、ユーティリティには、決してお助けクラブとは言えない番手があります。それは20度未満のロフトの立った番手です。
ロフト角20度未満のユーティリティは、長さもフェアウェイウッドとほぼ変わらない40インチ以上になります。そしてフェアウェイウッドよりも重心の浅いヘッドになるため、ロフト以上の高さが出にくく、ライナー性の弾道が出やすいという特徴を備えています。ユーティリティのイメージである“苦手なクラブの代わり”と考えるには、ちょっとハードルが高いクラブなのです。
ロフト角20度未満のユーティリティ。使える人、使えない人
次のページ