ロフトの立ったユーティリティは決してお助けクラブではない!
皆さんこんにちは。おぐさんです。今回は、“ロフトの立ったユーティリティ”についてお話しします。さて、ユーティリティはフェアウェイウッドとアイアンの中間に位置するクラブとして、フェアウェイウッドが苦手な人やロングアイアンで高さが出せない人に重宝されています。確かにそういったゴルファーには有効ではあるのですが、ユーティリティには、決してお助けクラブとは言えない番手があります。それは20度未満のロフトの立った番手です。
ロフト角20度未満のユーティリティは、長さもフェアウェイウッドとほぼ変わらない40インチ以上になります。そしてフェアウェイウッドよりも重心の浅いヘッドになるため、ロフト以上の高さが出にくく、ライナー性の弾道が出やすいという特徴を備えています。ユーティリティのイメージである“苦手なクラブの代わり”と考えるには、ちょっとハードルが高いクラブなのです。
性能を引き出すにはそれなりの技術とパワーが必要
ロフトの立ったユーティリティを愛用するゴルファーのほとんどは中上級者です。狭いホールのティーショットや、高さを抑えたショットなどの時に使用しているケースが多いですね。性能を完全に引き出す、想定通りの飛距離を出すと考えると、ある程度のヘッドスピードが必要になってきます。アベレージゴルファーが20度以上のロフトがあるユーティリティ感覚で使用すると、キャリーが稼げず、思ったよりも飛距離が出ない可能性があります。それであれば、7Wの方が、はるかに楽に距離を稼げるでしょう。
ロフト角20度未満のユーティリティは、意図をもってバッグに入れるなら大賛成!
では、ロフトの立ったユーティリティは、一般的なアベレージゴルファーは、使ってはダメなのか!?と思うかもしれませんが、そうではありません。明確な意図を持って使うのならば、立派な武器になります。ロフト角が立っているため、高さが出しにくいですし、つかまりが抑えられているのですから、
左のミスを抑えたい、高さを抑えたいといったシチュエーションであれば、大いに活躍してくれます。何も毎回ベストなショットをすることがゴルフではありません。絶対に左に飛ばしたくない、絶対に高さを出さないといった、絶対にやってはいけないミスを消すこともプレーマネジメントにはとても重要です。
このように用途を限定するような使い方をすれば、ロフトの立ったユーティリティも立派なお助けクラブになってくれます。
■オグさん(小倉勇人・おぐら はやと)
元ゴルフ雑誌編集者のスウィング&クラブアドバイザー。現在は千葉県にあるゴルフ練習場「ユニオンゴルフクラブ」にて「ゴルフフィールズ ユニオンゴルフ店」で店長をしつつ、過去の経験で得た知識を武器にゴルフライターとしても活躍中。飛距離は250ヤード、持ち球はフェード。ベストスコア68。




