50ヤード以内の「アプローチ」はフルスイングしてはいけないんですか？

巷で人気の個性豊かなティーチングプロが、ワンポイントに絞ったレッスンで、アマチュア読者のお悩み解決に挑む！

ゴルフトゥデイ本誌625号／76～79ページより
協力／エースゴルフクラブ赤坂　取材／平山 讓　撮影／相田克己

今月のアマチュア、鳥潟英城さんのお悩み

鳥潟英城さんのお悩みは…

グリーン周りのアプローチ特に30～50ヤードの距離が苦手です
チャックリのミスがあり恐怖心からか距離も合わせにくく……

今月のお助け隊員／高久あずさプロ
アプローチのお悩みワンポイントに絞って解決しましょう！

鳥潟英城さん
よろしくお願いします！

鳥潟さんのアイアンショットを見てみましょう！

このスイングだとアプローチというよりアイアンショットに見えます。テークバックの動作を改善するだけで、ミスは確実に減らせますよ！

主な原因はココだ!!

アプローチは小さい振り幅でスイングするため大きく体重移動をすると軸が右に傾き、インパクトで手首の動きが増えて手元の位置が安定しないことがミスに繋がっていた。

手元の位置がズレてしまいインパクトポイントが定まらない！

テークバックで体重移動が大きすぎる！

ワンポイントレッスン

右手でクラブを持ち、左手はみぞおちにスティックを当てて素振りをしてみましょう。

ここをチェック！

【体重移動と右手を使うだけではダメ！】
（写真左）右へ体重移動して上体が正面を向いたテークバックはNG！
（写真右）右手だけでクラブがスティックを追い越してしまうのもNG！

【上体の向きとグリップの位置を連動させる！】
（写真左）テークバックでは上体を右に向け
（写真右）フォローまでクラブとスティックの隙間の角度をキープ！

カンタンな練習の繰り返しでミスを減らしましょう！

【スティックで軸確認ドリル】

アプローチでも気付かないうちに右への体重移動をしてしまっていることがあります。左手で持ったスティックで、テークバックのときの軸がどこにあるのかを確認してみましょう。アドレスと同じ位置ならOK。右へズレていたら体重移動を抑えましょう。

お悩み解決！

Before
体重移動でズレていた軸が……

After
しっかりズレずに上体も回せています！

今回のお助け隊員

高久あずさ

【「高久三姉妹」の長女プロツアーに帯同の実戦派】

東北福祉大学出身でゴルフ部主将を務めた。2023年に LPGA ティーチングプロA級ライセンスを取得。ゴルファー姉妹「高久三姉妹」の長女。現在はエースゴルフクラブ赤坂・千葉にてアマチュアゴルファーを指導しながら、三女みなみのツアーにも帯同。基礎を大切にしつつも理論的で実戦で役立つ指導で人気。

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