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石川遼の“2年ぶりの優勝スイング”を解説!「頭を軸にして左肩と右肩を入れ替えるように肩を水平回転」

2024/06/25 ゴルフサプリ編集部 宮川岳也

石川遼

「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品」で2年ぶり通算19勝目を挙げた石川遼の、飛距離と方向性を両立したドライバースイングを解説する。
写真/相田克己

左肩と右肩を入れ替えるようにして肩を水平に回転させて飛距離と方向性を両立

週末に行われた国内男子ツアー「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品」で通算19勝目を挙げた石川遼選手。

人気実力ともに男子のトッププレーヤーである彼のドライバーショットで、アマチュアのみなさんにぜひ注目してほしい点は、アドレス時の背骨の傾き(前傾角度)に対して肩を水平に回してスイングするところです。

水平に回転するとボールを中心にしたインパクト前後のクラブパスは理想的な「イン トゥイン」になる確率が大きくアップします。さらにドライバーショットにもっとも適したアタックアングル(入射角)を得やすくなり、レベルブローでボールをヒットすることができます。

しかし水平に回転せず、右肩が下がってしまうとクラブパスは極端な「インサイド アウト」になりやすく、また極端なアッパーブローになってしまうことが多々あります。同じように、右肩が上がって突っ込んでしまうとクラブパスは「アウトサイド イン」になりやすく、ダウンブローでヒットすることが増えてしまいます。

写真4の「P3」ポジションから写真12の「P9」ポジションにかけて、石川選手は頭を軸にして左肩と右肩を入れ替えるように回転させています。この“入れ替わる”ような動作があるため、スムーズに肩が水平に回るのです。

前述した右肩が下がったり、右肩が上がって突っ込んだりする動きは、アマチュアのみなさんによく見られるもので、改善の参考として、ぜひ石川選手の「入れ替わる」動き見習ってほしいと思います。

背骨も頭も右に傾けず、ほぼまっすぐに立ってアドレスすることでより一層、スクエアなイメージが出る
1)背骨も頭も右に傾けず、ほぼまっすぐに立ってアドレスすることでより一層、スクエアなイメージが出る
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P3ポジションで頭の真下に左肩をおさめるようにバックスイングを行う。
4)P3ポジションで頭の真下に左肩をおさめるようにバックスイングを行う。
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切り返し直後のP5ポジションでは下半身はダウンスイング方向へグッと踏み込んでいるが上半身は開かず、理想的なセパレーションの動きが行われている。
6)切り返し直後のP5ポジションでは下半身はダウンスイング方向へグッと踏み込んでいるが上半身は開かず、理想的なセパレーションの動きが行われている。
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インパクト直前でも右手首の角度はキープされ、ハンドファーストでインパクトする準備を整えている。
9)インパクト直前でも右手首の角度はキープされ、ハンドファーストでインパクトする準備を整えている。
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P9ポジションでは頭の下に右肩がおさまり、左肩と右肩が入れ替わるように水平回転していることが見て取れる。
12)P9ポジションでは頭の下に右肩がおさまり、左肩と右肩が入れ替わるように水平回転していることが見て取れる。
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石川遼(いしかわ・りょう)
所属:CASIO 生年月日:1991年9月17日 出身地:埼玉県松伏町 出身校:杉並学院高等学校 卒業 得意クラブ:ドライバー ベストスコア:58(名古屋GC和合コース)

解説:宮川岳也(みやかわ たけや)
USGTFティーチングプロ。埼玉県の練習場とインドアスタジオでレッスンを行っている。

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