“アレ”が78.5%以上ならドライバーが飛ばなくても80切りは狙える。アレってなんのこと?
いまはまだ100切りが目標。でもいつかは70台を出して、シングルプレーヤーになりたい…。こんな思いのアベレージゴルファーは少なくないはず。ただネックになるのが飛距離。あまり飛ぶほうではないから、シングルは無理なのかなぁ…なんて思っている人、ドライバーが180ヤード飛べば大丈夫です!
写真/ゴルフサプリ編集部
フェアウェイキープ率「11/14」を目安にドライバーの安定度を増す練習をしましょう
近頃は女子のツアープロでもドライバーの総飛距離が250ヤードという選手がたくさんいます。
なかには270ヤードの選手もいて、飛ばないとトッププレーヤーにはなかなかなれないといった雰囲気があります。
もちろん、そこまで飛ばなくてもたくさんの勝利をモノにしているプレーヤーもいるため、飛距離だけが勝敗や優劣に関係しているわけではありません。
しかし、ミスショットが少ないなら、飛距離が出たほうが有利なのは確か。これはアベレージゴルファーにもあてはまり、セカンドショットを7番アイアンで打つよりも、9番アイアンで打ったほうが気持ちもラクだし、結果がよいことも多いはずです。そのため、たくさんのアベレージゴルファーはドライバーを振り回す練習にある意味夢中といえ、なんとしてでも飛距離を稼ぎたいと考えるのでしょう。
一番飛ぶのは何センチ? ドライバーのティアップの高さで飛距離はどのくらい変わる?
アイアンで高さを出したい時、ティを高めにすることありますよね? じゃあ、ドライバーの飛距離を伸びるティの高さもあるので...
真面目に3ヶ月練習してもドライバーが当たらないなら、原因はクラブです
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飛距離アップのための練習はとてもよいことですが、ドライバーの飛距離がキャリーで180ヤード飛べば、80切りは十分に狙えます。
レジャーではなく、競技を中心にゴルフをしている中学生の女子ジュニアゴルファーを例に挙げると、身長が150cm台、体重が50kg前後、試合をするコースのヤーデージが6000〜6200ヤード程、ドライバーの飛距離がキャリー180ヤード前後なら、多くのジュニアが80前後のスコアでラウンドし、70台で回る選手も少なくありません。
もちろん、180ヤード未満の選手や体格的にまだ小さい選手、ゴルフ歴が浅い選手などもいるためスコアの個人差はありますが、身長も、そして特に体重も、女子中学生より格段に大きく重い、おとなのアベレージゴルファーは、ミートさえきちんとできれば180ヤードは飛ぶはず。このことから、スコアをつくるうえで大切なのは、やはり飛距離よりも大きなミスにならない安定したショットといえるでしょう。
「ドライバーショットを安定させたいのはやまやまだけど安定の目安ってあるの?」
このようなことをたまに訊かれます。その場合、「フェアウェイキープ率が11/14(78.5%)を目安にしましょう」と私は答えています。ただし、11/14を達成できても、キープできなかった3発がOBや崖下などの場合、80を切ることはとても難しくなる傾向が…。つまり、キープできなくても、ラフでとどまるくらいのショットに抑える必要はあります。
当たり前のことですが、ドライバーショット以外のセカンドショットやアプローチショット、パッティングなどで取り返しのつかないミスをしたり、小さなミスを重ねてしまうと難しくなってしまうことは言うまでもありません。
宮川岳也(みやかわ たけや)
USGTFティーチングプロ。埼玉県の練習場とインドアスタジオでレッスンを行っている。
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