『スリクソン XmaX』は新素材を詰め込んだ高性能ボールである
ダンロップは、『スリクソン XmaX(エックスマックス) ボール』を2024年4月5日に発売した。
『スリクソン』シリーズのボールというと、ツアー用という印象があるかもしれないが、『スリクソン XmaX ボール』は飛距離特化型で、エンジョイゴルファーをターゲットにしたボールである。
『スリクソン XmaX ボール』のコピーは“高反発、高初速の飛びとソフトな打感を両立したボールでゴルファーをサポート”だ。
前モデルの『スリクソン X3』よりも、更にランクアップしているのか? 注目してみた。
ボールの心臓部といえるコアを『スリクソン XmaX ボール』は新しくしている。「エックスマックス コア」は、約10年間の研究を経て、反発性能の高い材料を配合し、細かいチューニングを繰り返した結果、やわらかいのに高反発・高初速を生み出せるコアになったようだ。
更に、ミッド層とカバーにも新しい材料を配合して、『スリクソン XmaX ボール』に最適な組み合わせを見つけ出し、高打ち出し・低スピンを実現したという。
最後に「強弾道 338 スピードディンプル」でボール初速を維持して、高さの最高到達点以降に伸びる弾道を狙っている。
最近の『スリクソン シリーズ』のボールは、ツアー用はもちろん、安価なものまで、丁寧に結果が出るボールに仕上げているという印象だ。
『スリクソン XmaX ボール』も、テクノロジーの説明を聞いただけでワクワクさせる。
春になって、コースの芝生などのコンディションが良くなるのを待って、満を持して、試打ラウンドをすることになった。
『スリクソン XmaX』はトップレベルの飛び! ツアーボールのように使える完成度だ!
『スリクソン XmaX ボール』を打ってラウンドして、わかったことを挙げる。
打音打感/音量はちょうど良い大きさ、やや硬質で鞭系のミックス音で締まった音
弾道球筋/打ち応えはしっかり目だけど、潰れ感もあり。手応えはクリア。
弾道球筋/高めの中弾道。棒球で、強いボールだが、アイアンのスピンはしっかりかかる。
飛距離/トップレベルに飛ぶ。アイアンも番手間などが安定している。
『スリクソン XmaX ボール』の第一印象は、ロゴマークが良い、だった。
顔文字のようで、ニヤリとさせるし、2本のラインの幅が大きくて、ラインと平行にしても直角にしても使いやすい。何よりも、一目で『スリクソン XmaX ボール』だとわかるのが良かった。
コースで使ってみて、遠くから見ても白の発色が良くて、外国ブランドのボールと区別がつくのも好感を持った。
個人的には、ショートゲームになると、打音の音質の硬質が強くなるところが大好きだ。これは、ツアー用の『スリクソン ボール』でも同様なチューニングになっているので、気持ちが良い。
『スリクソン XmaX ボール』は、ヘッドスピード40m/sに合わせてチューニングされていると感じた。前モデルは、飛ばし屋がより飛ばせるボールになるようなチューニングを感じたが、『スリクソン XmaX ボール』は、その感覚が一掃された。
試打ラウンドで、ツアーボールを使っているような完成度の高さに、何度も快感を得たし、実際にスコアも良かった。
飛距離特化型のボールなのに、トータルの完成度が高く、スコアも出せるボールが欲しいゴルファーに『スリクソン XmaX ボール』をオススメする。
人数だけで考えれば、『スリクソン XmaX ボール』が合っているゴルファーのほうが市場には多いことが想定できるので、ちゃんと評価されれば、最終的に『スリクソン シリーズ』のボールで、一番売れたボールになっている可能性が高いと思う。
ウッド系で打ったときには、曲がりにくく、横という意味で安定していて、アイアンになると短くなるほどスピン量が増えることで、縦距離が明確になって、縦という意味で安定しやすいのが、『スリクソン XmaX ボール』だといえる。
当たり前だが、基本はゴルフを楽しむことに特化したボールで、飛ばすという喜びに対応しているのが『スリクソン XmaX ボール』である。そういう意味でも大満足できる。
しかし、それだけではなく、スコアにこだわりを持っているゴルファーも、我慢をしないで使えるのも『スリクソン XmaX ボール』なのだ。
『スリクソン XmaX ボール』は、老若男女が本命ボールに指名できるところが素晴らしい。
そして、ツアーボールじゃなくとも、同様に使えるボールとしても、秘かに人気が出るだろうと予測したのである。
篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年生まれ。東京都文京区生まれ。板橋区在住。中一でコースデビュー、以後、競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れる青春を過ごして、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、2000年にメルマガ【Golf Planet】を発行し、ゴルフエッセイストとしてでビュー。試打インプレッションなどでも活躍中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。




