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強いプロが使っていること!これが名器の条件の一つ!【トゥーロンさんと国際ギア会議】

ショーン・トゥーロンに聞いたパターの‟キモ”

2024/07/18 ゴルフサプリ編集部

パターの名器の条件とは?

テーラーメイドではあの「スパイダー」や「300」シリーズを生み出し、2016年からはキャロウェイへ、オデッセイブランドで「Toulon」の文字を目にするようになった。そしてこの度、再び自分のブランドへ。つねにクラブ業界の中心にいて、画期的なプロダクトの仕掛け人でもあるショーン・トゥーロン氏とゴルフクラブの「いま」について話し合った。

――オデッセイから「トゥーロン」ブランドになられても「スモールバッチ」シリーズは継続なされると伺いました。

トゥーロン:はい。毎回、どんなモデルにしようかと悩むことが多いのですが、引き続き作り続けますよ。

ーー思い入れがあるモデルはどれになりますか?

トゥーロン:今年の全米オープン開催に合わせて発表した「パインハースト」は個性的なシェイプで思い入れのあるパターです。

――どんな特徴がありますか?

トゥーロン:アメリカでは少ないセンターシャフトでヘッド形状も珍しい形です。アメリカで有名なあの選手を思って作りました。このヘッドデザインはトレンドではないんですが、昔からあるパターのデザインのひとつですし、このようなノスタルジックなデザインが好きですね。

――どのようなところからデザインのインスピレーションがわくのでしょうか?

トゥーロン:一番多いのは車のデザインやフォーミュラーカーなどに使われているパーツ、クラシックカーや建造物、衣服のデザインからもヒントを得ますよ。

――そういえば2度目にテーラーメイドと合流した時も「ロッサ」ブランドを立ち上げられましたね。

トゥーロン:フェラーリ―やポルシェのスピリットは好きですね。新しいグリップに使われている書体もそれをモチーフにしています。

――グリップといえば「スーパーストローク」のような重量は変わらないのに太いグリップの登場がパターの進化にも影響を与えていると思うのですが。

トゥーロン:「スーパーストローク」は多くの人に貢献していると思います。いい意味で感覚が大雑把になる。多くの人には通常よりちょっと大きいくらいのサイズがいいと思いますが、グリップは個人の好みによるところが大きいですね。




「パインハースト」は個性的なシェイプで思い入れのあるモデル。
全米オープンを制してこの世を去ったあのプロをイメージ。

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アメリカでは中尺ブームがきている!?

トゥーロン:アメリカでは38インチくらいの中尺パターが人気が出てきていますね。リッキー・ファウラー、ウインダム・クラークの影響でしょうか? あのくらいの中尺が市民権を得ています。現在、私たちのオンラインの注文では38、39インチが多いですね。全体の4割くらいになりつつあります。

ーー4割も! 中尺にした場合、同じヘッドでいいんですかね?

トゥーロン:ちょっと重めがいいでしょうね。パッティング時に手が悪さをしてしまう人にもいいと思います。バランスが重いものでゆったりとストロークできるようになれば、距離感もよくなる。パットで緊張するという人にもいいでしょう。トゥーロンの「1stコレクション」はウェイトが交換できますので一般の方もいろいろ試せると思いますよ。

中尺で活躍するプロの影響か? アメリカでは流行しつつある。

名器の条件は?

――最近話題となっているオデッセイ「JAIL BIRD」やテーラーメイド「スパイダー」など。名器と呼ばれるものは、登場してしばらく経ってから人気に火がついているように思えるのですが。

トゥーロン:これは名器の条件であって、必ずしも優れたコンセプトが名器になるとは限らないんですよね。「スパイダー」はいいパターですけど、人気に火をつけたのはジェイソン・デイ、そしてセルジオ・ガルシア。登場からしばらくしてからです。いまはスコッティ・シェフラーにローリー・マキロイ。「ジェイルバード」はリッキー・ファウラー。
アメリカでは結局はいきつくところはひとつ。注目度の高い選手が使って勝利を重ねるとそのパターは注目される。最近でも昔でも結局は注目度の高いプロ、人気選手が使うことによって昔のパターであろうと、最近のパターであろうと名器になる。

――三角ネックも流行っていますが。

トゥーロン:とくに日本、それもJLPGAで流行っていますよね! これは日本のマーケットだけかな。「トラス」はモネ・イナミが火をつけましたね。JLPGAの選手の影響力も改めてすごいなと思いました。

いくらいいパターでも、そこに「人気プロの使用」が加わらないと名器にはならない。

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