本人もびっくり!「試合以外では今年まだ一度しかないのに」

この日の蛭田はスタートホールの10番パー5を2オンさせ、5メートルほどのパットを決めると、14番パー4では残り120ヤードからPWで打った2打目が直接カップイン。なんと出だし5ホールで2イーグルという内容に「試合以外でも今年はまだ1回しかイーグルは取っていません。それが一日に2つなんて、どうしたんでしょう」と本人も驚くほどです。

参考にしたい「イーグルを取るのに一番大事なこと」とは

憧れのイーグルは、どうすれば取れるのでしょう。

パー3でのホールインワンもイーグルですが、これはアマチュアの成功率が1万回に1回(18ホールでパー3が4回として、2500ラウンドに1回!)と言われているので、可能性が高いのは、やはりパー5でしょうか。

ここでスコアカードに「3」と記入するためにはティショット、2打目、パット(あるいはチップインの3打目)といいショットを3回続ける必要があります。

そのうち、どれが一番大事ですか? と蛭田に聞いたところ「ティショットです」との答えが返ってきました。

2打目の残り距離が短いほどグリーンオンさせられる、あるいは3打目でチップインできるような状況まで運べる可能性は高くなります。そのためにはティショットである程度飛距離を出すことが大事です。

蛭田は飛ばしたい、と思うと「腰が引けちゃう、お尻が引けちゃうクセがあるので、そうならないように意識しています」そうです。

腰が引けて左サイドに流れるような動きになると、“こする”インパクトになってしまってボールにパワーが効率的に伝えられません。

そうならないように意識している、と教えてくれました。

イーグル奪取の2ホールは、“300ヤードドライブ”

イーグルを奪ったのはドライビングディスタンス計測ホールではありませんでしたが、10番(500ヤード)は残り205ヤードを2オン。

14番(410ヤード)はPWで入れた2打目が残り120ヤードだったので、単純計算ではティショットが300ヤード近く飛んでいることになります。

いずれのホールも「ティショットが良かった」と言っていただけに、腰を引かない意識が功を奏したのでしょう。

これはアマチュアも、ここ一番飛ばしたいドラコンホールなどで参考にできることです。

パットの修正法もマネたい

さらにこの日の糸島市は最高気温が34度を記録する暑さだったこともあり、スティンプメーターは「9フィート」と通常のトーナメントと比べるとかなり遅いグリーンでした。

そのためパットでショートを連発してしまっていたのを「1ヤードオーバーさせるようにしたら入るようになった」と明かします。

一般営業のゴルフ場でも、夏場はどうしてもグリーンが遅くなるだけに、このアジャスト法も参考にしてみる価値あり、です。

(取材・文/森伊知郎)