夏はボールがよく飛ぶって知ってた? 季節に合わせてボールを変えてちょっと得しちゃおう
オグさんがお答えします!
夏になると飛距離が伸びる。そう感じたことはありませんか? 実は気温によってボールの飛距離は変わるのです。今回は、気温がボールに与える影響、飛距離の違いについてのお話です。
写真/ゴルフサプリ編集部
ボールには性能を発揮しやすい温度がある
皆さんこんにちは。おぐさんです。今回は、ボールについてです。先日、ゴルフサプリ編集部の方と雑談していたら、「最近、ドライバーがよく飛ぶんだけど、これって夏だからかな!?」なんて会話になりました。私も、夏が最もドライバーが飛びます。これには色々な理由があります。薄着なため、体が動きやすい、温度により血流がよくなり、筋肉が活動しやすいといった理由の他に、ボールの性能が発揮されやすいといったことが挙げられます。
ゴルフボールの主成分はゴムであり、ゴムは気温が低いと硬くなってしまうため、性能が発揮されにくくなります。諸説ありますが、ボールの性能が発揮されやすい気温は、20度以上だそうです。つまり気温の低い冬は、厚着などで体が動きにくくなるだけでなく、ボールの性能が発揮されにくいため、飛距離が出にくいのです。気温の高い夏は、体が動きやすく、ボールの本来の性能が発揮されやすいため、飛距離が出やすいというわけです。
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気温によって飛距離の出やすいボールは変わるのか?
そんな話を編集の方にしましたところ「じゃあ冬と夏、それぞれでボールを変えた方が良いってこと?」と突っ込みが入りました。結論から言うと、飛距離にこだわるのであれば冬と夏ではボールを変えた方が飛距離は得られやすいです。冬は、ボールが硬くなり、潰れにくくなるため、夏に使用しているボールより軟らかいボールにすると飛距離ロスを軽減できます。ボールの軟らかさは、コンプレッションによって決まりますので、飛距離にこだわるなら、冬はコンプレッション数値が小さいボールを選ぶと良いですね。
気温以外にもボールに影響を与える外的要因とは?
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