ここ歩いちゃダメだったの!? ゴルフ場には「入ってはいけないエリア」があるの知ってた?
知っていると得するルール&マナー
仲間同士のゴルフが増えてきて、古くから伝わる“ゴルフのマナー”も形骸化してきましたが、それでも“コースのために”“他のゴルファーのために”守らなければいけないマナー&エチケットがあります。今回は、コース内の“歩いてはいけないエリア”について。皆さん、ご存じですか?
写真/ゴルフサプリ編集部
使わなかったティーイングエリアを横切るのはNG
コース内にはマナーとして、立ち入ってはいけないところが2箇所あるのをご存知ですか?
1つは、ティーショットで使わなかったティーイングエリアです。
ほとんどのゴルファーは、ホワイトティー、もしくはバックティーが設けられているティーイングエリアからプレーをしていると思いますが、そのティーイングエリアの前には、シニアティー、レディースティー、ゴールドティーなどいくつかのティーイングエリアが段々畑のように広がっていますよね。
実は、このような“自分が使わなかった”ティーイングエリアを横切るというのはマナー違反になるのです。例え、そこを横切るのが2打目地点に向かうときの近道であっても、そのワキを通っていくというのがゴルファーの常識なのです。
なぜ横切ってはいけないのか?
主な理由は、ティーイングエリアは、グリーンほどではないにしても、ティーショットを打つために特別に整備された場所だからです。もし多くの人が、その場所を踏み荒らしたとしたら、いくら整備したとしても芝が荒れてきますよね。芝生の保護というのが主たる要因ですが、全てのゴルファーが気持ち良くスタートできるように配慮するというのもゴルファーの心得の一つなのです。
昔はそういうことを、年配の人やキャディーさんが教えてくれたものですが、仲間同士で、しかもセルフプレーでのラウンドだと、このマナーがしっかりと浸透せず、「知らなかった」という人も多いのではないでしょうか。
また、最近は、乗用カートを導入しているコースが多く、ティーショットを打ったらカートに乗って次の地点に向かうという機会が増えてきたため、4人が並んで2打目地点に向かうことが少なくなってきたのも、このマナーが忘れられる原因になっているように思います。
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サブグリーンもボールを取りにいくときのみ進入可
進入さて、もう一つの立ち入り禁止エリアは、サブグリーンです。
もちろん、サブグリーンに止まったボールを取りにいくのは構いませんが、ズカズカ侵入するのはマナー違反です。
このマナーに関してはご存じの方も多いと思いますが、たまに「横切った方が近いから」といって、何のためらいもなくサブグリーン上を歩いている人を見かけます。
マナーというのは、知らない人にとっては、「そうだったの? 」「それは知らなかった」ということが多いもの。もし、アナタがマナーに詳しい場合は、そういう人を見かけたら、強く注意するのではなく、「マナーはこうなっているんだよ」と教えて上げましょう。
また、ゴルフ経験が浅い人は、できるだけ他のプレーヤーがどういう振る舞いをしているかを観察するようにしましょう。ゴルフのレベルが低いうちは、「まだ何も知らないんだな」と大目に見てもらえますが、レベルが上がるにつれて、「ゴルフは上手いけど、マナーを知らない人だ」というような目で見られます。
ゴルフはスコアが全てではありません。今一度、そのことをしっかり頭に入れて、プレーするようにしましょう。
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真鍋雅彦
1957年、大阪生まれ。日本大学芸術学部卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。1986年に退社し、フリーライターとしてナンバー、週刊ベースボール、ラグビーマガジン、近代柔道などで執筆。
ゴルフは、1986年からALBAのライターとして制作に関わり、その後、週刊パーゴルフ、週刊ゴルフダイジェストなどでも執筆。現在はゴルフ雑誌、新聞などで記事を執筆するほか、ゴルフ書籍の制作にも携わっている。