アディダスゴルフ「コードカオス25」ホールド感と安定感が進化していて、無視できなかったわ！
野村タケオのゴルフ実験室
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。アディダスゴルフから新しいシューズが発売になりました！ それが「コードカオス 25」です。前作の「コードカオス 22」は履き心地が良く、グリップ力も高くて僕もお気に入りでした。「コードカオス」シリーズは毎回デザインもかなり攻めている物が多く、なかなか他には無いタイプのシューズです。当然フィット感もいいのですが、ガッツリとパワーを出していくというタイプのシューズではないかな～というイメージ。しかし今回の「コードカオス 25 BOA」はホールド力と安定感がかなりアップしているとのこと。いったいどんな履き心地になっているのでしょうか？さっそくコースで履いてラウンドしてみたのでレポートします！
〈取材・文・写真提供 ゴルフバカイラストレーター 野村タケオ〉
「コードカオス 25 BOA」ってどこが進化したの？
「コードカオス」といえば、スパイクレスシューズです。なのにグリップ力も高いというのが素晴らしいのですが、今回のアウトソール「TWISTGRIP」はラグの形状や個数を調整し、従来より 広範囲に配置することで、前作と比較してグリップ機能を最大40%向上することに成功しています。前作でもグリップ力に関しては特に不満はなかったのですが、さらに40％アップということになると、スパイクシューズ以上といってもいいグリップ力ですね。
そして「コードカオス」といえば快適性。ミッドソールにはおなじみの高性能のクッショニング素材「BOOST」が採用されていますが、軽量ながら強い反発力を持つ素材「LIGHTSTRIKE」という素材を採用したハイブリッド構造となっています。これにより「BOOST」で従来通りの快適性を確保しながら、スイング時にはパワフルな反発と安定性の両立しています。
アッパーは前作同様、防水ニット素材となっていますが、まるで「うどん」のようなうねうねとした特徴的な模様が入っています。このうねうね、まさに「うどん」のようにモチモチとした繊維素材で、これをアッパーの内部にサンドすることによって、アッパー 内部に一般的なニットより空気を多く含み、ソフトで快適な履き心地をもたらしています。またこのアッパー素材は一定方向には柔軟に伸縮するけれど、他の方向には伸びないという特殊な性質のため。前作より歩行時の動きやすさや快適性と、サポート力が同時に向上しています。
また、アッパーにはスイング時に一定の箇所が伸びてしまうのをおさえるため、前作にはなかった合成皮革素材のパーツを踵から甲の上にまで大胆にラップするように必要箇所に設置し、安定性をが大幅に向上しています。
デザインは相変わらず斬新でカッコイイ！
デザインは「コードカオス」らしい、他には無い斬新なデザイン。うどんのようなニットアッパーも特徴的ですが、前作同様に甲の部分にはファスナーが装着されています。ただ、前作では甲のセンターに配されていたファスナーはセンターよりも外側になっています。この場所にすることでスイング時の安定感がアップしているそうです。ファスナーの持ち手にはソールのラグと同じ形状が採用されているところもオシャレ。さらにこのファスナーは防水ファスナーとなっており、前作よりも防水性能がアップしています。
ソールのラグは蛍光カラーのようなピンクになっており、フィニッシュを取ったときや、歩いているときにとても目立ちますね（このラグのカラーはシューズカラーによって違います）。とにかく、履いていて楽しくなってくるような、とてもカッコいいデザインだと思います。
とにかくモチモチで足にフィットする履き心地！
肝心の履き心地ですが、まず足を入れるとそれだけである程度の柔らかいフィット感が。そしてBOAをカチカチと締めていくと、更に足にピターっと吸い付くような感覚。それもガチガチにフィットする感じではなく柔らかく足に吸い付くような感じ。これは「うどん」アッパーの効果なんでしょうかね。マジでここまで柔らかく足全体にフィットするシューズは初めての体験です。
このままでも十分なフィット感なのですが、ファスナーを締めると、もう完全に足とシューズが一体となります。歩いても、スイングしてもシューズの中で足が動いてしまうような感覚は全く無く、斜面からショットをしたりしても全然ブレない。この安定感には驚きです。ファスナーに関してはスイング時は閉めて、カートに乗っているときなどは開けておくなんていうこともできるし、お気楽なラウンドのときは開けておくなんて使い方もできますね。もちろんずっと開けっ放しでも、全く問題なくラウンドできます。
歩きやすいスパイクレスでこのグリップ力は凄い！
グリップ力に関しては全く不満がないです。ラウンド中に滑ることはなかったし、斜面からのショットでもしっかりとグリップしてくれました。当然ながらスパイクレスですから、硬い地面を歩いていてもスパイクシューズのような突き上げ感はなく歩きやすい。ここまでのグリップ力があったら、もうスパイクシューズでを選ぶ理由があまりないように感じます。
アウトソールは柔らかいので足の曲がりにフィットしてくれて歩きやすいですが、ねじれは抑えられているのでスイング時に柔らかすぎるということもない。本当に良く考えられています。
恐ろしく高い次元で快適性と安定感を両立しております！
今回ガッツリと「コードカオス 25 BOA」を履いてラウンドしましたが、前作よりもかなり足との一体感やスイング時の安定感がアップしていると感じました。そして快適性も前作よりもアップしているので、本当に高い次元で快適性と安定感を両立したシューズに仕上がっていますね。スイングの時に足をしっかりと蹴っていっても、そのパワーを地面に伝えてくれるし、歩いているときはクッション性が高くてとても歩きやすいし。ラウンド後の足の疲れも少なかったように思います。
正直、いままで個人的には「コードカオス」は楽しくラウンドするときに履いて、競技などでは「ツアー360」などのホールド感の強いシューズを履いていたのですが、これからは「コードカオス 25 BOA」でも競技に出れるな～と思いました。
とにかくデザインも機能も革新的な「コードカオス 25 BOA」、この履き心地をぜひ一度体験してみてください。
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ゴルフバカイラストレーター、野村タケオ。
京都府出身。様々なゴルフ雑誌やウェブサイト等にイラストやイラストコラムを寄稿。
毎週水曜の22時からYouTubeライブで生放送「野村タケオゴルフバカTV！」を放送中。
