先陣を切ったキャロウェイ「Xフォージド」は売れ行き上々で大好評!
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Xフォージド アイアン(2024)
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Xフォージド スター アイアン(2024)
キャロウェイといえば「パラダイムAi SMOKE」や「APEX」といった最先端技術が駆使されたアイアンも人気だが、軟鉄鍛造・ワンピースの「X フォージド」も長く支持されている人気シリーズだ。初出は2007年、ロジャー・クリーブランドの設計によってリリースされた。そして、今年4月に7代目となる「X フォージド」「X フォージド スター」「X フォージド スター+」が発売され、中でも「X フォージド スター」は大変な好評を得ている。
よく売れている理由としては、最新作の「X フォージド」シリーズは「X フォージド スター」も含めて、3モデルともに日本のプロのフィードバックによって設計されているため、完全に“日本顔”のアイアンであるということ。また、低炭素鋼S20Cという軟鉄の中でも軟らかい軟鉄を採用していること。打感は最高である。そして、7番アイアンで29度という、ほんのりストロングなロフト設定であるにも関わらず、7番アイアンらしい弾道で、球がよく上がってくれるのである。
永遠の90切りゴルファーである筆者(ゴルフサプリ編集部員)でも、ストレスなくグリーンにアプローチする弾道の高さが得られる。これは「X フォージド スター」に限らず「X フォージド」(7I/33度)においても同様だ。ただ、距離はロフト通りの差以上のものがしっかりと出ていて、「X フォージド スター」は距離が出てくれる。だが、飛び系アイアンと違って、意図せず飛びすぎるようなことはない。その点から、プロが使うアイアンだということがよくわかる。
寛容性という面では「パラダイムAi SMOKE」や「APEX」に分があるが、最新作の「X フォージド」「X フォージド スター」は小ぶりでシャープなカッコいい見た目のヘッドにも関わらず“打ちやすい”。この打ちやすさは慣性モーメントの小ささ、ヘッドのターンのしやすさ、そしてこだわり尽くしたという抜けの良いソール形状に要因があると考えられる。打ちやすいと感じるので、よく当たる。ミート率の良い上級者であれば、打つ度に気持ち良くてたまらないのではないだろうか。
「プロが求めるアイアン」として開発されたモデルだが、アマチュアゴルファーの上級者はもちろん向上心のある90切りゴルファーにもピタリとハマるアイアンだと言える。
Xフォージドアイアン(写真左)/ヘッド長が短く、トップブレードはシャープ。だが、ネックからフェースへの繋がりに”懐”があるので球をつかまえやすそうな顔と言える。
Xフォージドスターアイアン(写真右)/ヘッドサイズは小さめだが、こちらもボールを包み込むような顔をしているので難しさは感じられない。だが、操作性の良さも感じさせるちょうどいい顔。
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241CBアイアン
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242CB+アイアン
さて、次はブリヂストンの新作アイアン、「241CB」と「242CB+」だ。先日の「宮里藍サントリーレディスオープン」の練習日にテストしていたプロたちの声をレポートしたが、そのレポートの中では「打感が気持ち良い」という声が多かったが、打ってみるとたしかに良い。この2モデルも軟鉄鍛造だが、「242CB+」は軟鉄鍛造アイアンらしいソフトな打感の中に少し弾き感があり、その弾き感が”ほど良く”、とても爽快なのだ。だが、しっかりと軟鉄鍛造らしいフェースがボールに乗った、ブリヂストンスポーツ風に言えば“乗り感”がある。これは、ちょっと新しい感覚かもしれない。
それから、前作との違いだが、構えた時の外見的な違いはネックからリーディングエッジまでの繋がり、流れだろうか。どちらのモデルもオフセットがほど良く、懐の深さを感じさせる見た目になっている。アドレスすると、ボールを包み込んでいるようなイメージがある。だが、トップブレードがスマートなので、スッキリした印象も同時に持たされる。
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241CBアイアン
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242CB+アイアン
ロフト設定(7I)は「241CB」が32度で「242CB+」は31度。ほんの少し立っているロフトだが、球の上がりやすさには驚かされた。個人的な感覚だが、前作との違いはこの上がりやすさにあると思う。明らかに打ちやすくなっている。しかし、ヘッドサイズも重心設定も、前作とはほぼ変わっていないどころか、前作から変わっていないのだという(本当に?)。
「では、なぜこんなに打ちやすく感じるのか」とメーカーに問い合わせたところ、『抜けの良さが起因しているのかもしれません』と言われた。
「242CB」「242CB+」のソールは、番手に応じてリーディングエッジとトレーリングエッジのどちらも削ってあり、ヘッドの入りをさらに向上させている。これが打ちやすさの秘密なのだろうか。
「241CB」と「242CB+」を打ち比べて、最終的に思ったのは”コンボにしたい”ということである。これは「Xフォージド」では思い付かなかったことだ。
コンボにしたくなるほど「241CB」と「242CB+」には、差がある。差があるのだが、コンボにしても良い流れのセットになるというのが不思議ではある。コンボにしたくなった理由のひとつは「242CB+」の5番・6番アイアンがとてもやさしいからだ。「241CB」の5番は、ヘッドスピード40m/sの90切りには、やや荷が重かった。だが、「242CB+」の5番はきっちり170〜175ヤードを打つことができた。そして、「241CB」の8番、9番、PWはグリーンにアプローチするには理想的な顔、そして高さとスピン量をもたらしてくれる。
5、6、7番を「242CB+」にして、8、9、PWを「241CB」にしたら、とても良さそうだ。
さて、キャロウェイとブリヂストンのカッコやさしい最新アイアンを紹介させてもらったが、いかがだっただろうか。「241CB」「242CB+」は、9月発売なので市場の反応はまだわからないが、きっと良い滑り出しを見せるのではないだろうか。打てば「これは良い」と思わせること間違いなしのアイアンだからだ。
まだ試打をしていないので、紹介できなかったがテーラーメイドからも人気シリーズの最新モデルが発売される。「P770」「P7CB」の2モデルだ。この2モデルも、カッコやさしいアイアンということが予想される。「P7CB」はかなり本格派!という風貌だが、打ってみたら「打ちやすい」と感じるかもしれない。
さて、長くなってしまったが、アイアンは小ぶりなヘッドで打感の良さ、操作性、抜けの良さを最優先したいというゴルファーにとっては、2024年は当たり年になるのではないだろうか。それくらいキャロウェイ、ブリヂストンのカッコやさしいアイアンは良い出来だ。今後、登場するカッコやさしいアイアンにも期待したい。
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P7CBアイアン
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P770アイアン




