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FWとUTを打つ前には必ず『ソールが地面をコスる素振り』をしておこう!トップやチョロのミスが減るよ!

吉本巧のゴルフギア教室 第26回

2024/08/03 ゴルフサプリ編集部

フェアウェイウッド,フォロー

昨今のフェアウェイウッド(以下FW)やユーティリティ(以下UT)は、アマチュアゴルファーになくてはならない存在。特にロフトが多く短めの番手は、スコアアップを早める魔法の杖になりつつあります。ところが、ボールのライがいいにもかかわらず、アマチュアの方の多くが、いまだにトップやチョロと悪戦苦闘しています。そこで今回は、せっかくの武器を無駄にしないために、トップやチョロの原因と対策を紹介したいと思います。

ドライバーショットのあとは「地面から打つモード」に切り替える

ティアップ

FWやUTでトップ、チョロが出てしまう原因その1は「ティアップモード」を消し切れていないことです。ドライバーがナイスショットだったあとの2打目でトップやチョロをしたことがある人は多いでしょう。ドライバーはティアップしたボール、つまり浮いているボールを打ちます。これがティアップモード。これに対して2打目は地面にあるボールを打ちます。これは「地面から打つモード」。ティアップモードのあとは地面から打つモードに切り替えなければいけないのですが、それができていない人が多いのです。

ティアップモードのままだと、ヘッドが浮いた状態でインパクトすることになります。その結果がトップやチョロ。とりわけドライバーでナイスショットした時ほど余韻が体に残り続けます。その気持ち良さを残したままFWやUTを打つとトップやチョロになりやすいのです。ですから、ドライバーを打ったらそのショットはきれいさっぱり忘れること。2打目地点に行くまでに、2打目で使いそうなクラブを持つなどして、一刻も早く地面から打つモードに切り替えましょう。ティショットのことは結果の良し悪しに関係なく、打った直後に忘れてしまえばいいんです。

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もうひとつの対策は2打目を打つ前の素振り。地面から打つモードに切り替えるには、必ずソールが地面をコスる素振りをすることです。ヘッドが空を切る素振りをしているうちは、モードが切り替わっていないので、地面をコスれるまで素振りをする。その時間的な猶予も考えて2打目地点に移動しましょう。

原因その2は素振り。トップやチョロが出る人は「広いエリアの素振り」をしています。原因その1はインパクト時のヘッドの上下の位置に問題がありましたが、こちらは前後左右。アマチュアの方はほとんど気にしていませんが、ミスが出る人の素振りはヘッドが同じところを通っていません。空を切るのは言わずもがな、地面をコスッてもヘッドの位置が前後左右にブレています。いろいろなところをヘッドが通るので広いエリアの素振りと呼んでいるのです。

広いエリアの素振りをしてしまうと、フェースの芯に当てるのがすごく難しくなります。つまり、広いエリアの素振りは運動にはななりますが、ボールを打つ上での効果は見込めません。必ずボール1個分くらいの狭いエリアを通過させる「狭いエリアの素振り」をしてください。理想は常に誤差がボール半個分くらいのエリアをヘッドが通過すること。これができると全く結果が変わります。ある意味、これも地面から打つモードに切り替えられていないということ。ドライバーはヘッドが大きくフェースの面積も広いので、広いエリアの素振りでも当たってくれますが、FWやUTは急激にヘッドが小さくなるので狭いエリアの素振りが必要なのです。

原因その3はなんですか?

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