「ハーフパンツ+ハイソックス」は女子ウケが良い!? はたしてその真相はいかに
ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が現場で感じたゴルフエッセイ【毒ゴルフ・薬ゴルフ】第113回
連日35度を超えるような真夏日が続く昨今の日本の夏。男性ゴルファーはハーフパンツでゴルフをするのが一般的となってきました。ですが、ドレスコードによってハイソックス着用が求められたり、そもそもハーフパンツが許されないコースもあるので気をつけましょう。話は変わって、ハーフパンツとハイソックスの組み合わせが女性ウケに良いとか? 本当ですかね?
ハーフパンツは涼しいから良いけれど、なんでもOKではない?
「夏はハーフパンツと決めているのに、先輩から“Aゴルフコースはドレスコードが厳しいから普通のスラックスで来い”って言われたんですよ」
尊敬している先輩との初めての名門コースでのゴルフを楽しみにしていたのに、直前になって、色々と言われて戸惑っている若い男性がいました。
真夏だけに限定して、普段だとメンバー同伴などで閉鎖的な名門コースの門戸が開かれることがあります。高齢なメンバーは夏ゴルフをしない傾向があるのと、夏場は避暑地でゴルフをするメンバーが多く、来場者が減って売上が落ち込むことへの対策としての秘やかな集客です。
こういう場合、ビジターを受け入れても、ドレスコードは不動で、厳しいままであるのが普通です。
ハーフパンツ時は、ハイソックスを着用すること。
ハーフパンツの裾は膝より長いものとする。
デニム素材、柄物のハーフパンツは禁止。
確かに、意味がわからないものあり、面倒臭い規則です。
この問題の解決は簡単です。納得できなければ、キャンセルして行かないことです。ゴルファーにも、コースを選ぶ権利があるからです。
ちなみに、アドバイスを無視して、行けばどうにかなると、知らないフリで冒険する人もいますが、ゴルフコースのほうが何倍も上手で、プレーせずに帰るか? 売店でスラックスを購入して、それでプレーするか? という二択を迫られ、後悔するのがオチです。
どんな事情にも考慮しないから規則であり、例外なく適用するから機能しているのです。
令和の夏は、猛暑日が多く、少しでも涼しくプレーする方法として、ハーフパンツを履く男性ゴルファーはたくさんいます。
ドレスコードも、ハーフパンツに寛容になっていく傾向がありますが、油断は禁物です。
男性用のハイソックスって、どこで売っているの?
覚悟を決めて、ハーフパンツ+ハイソックスでプレーしようと決めてから「?」となります。
男性用のハイソックスの正解が、わからない、からです。
ネットで検索すれば、色々と出てきますが、冬用の防寒靴下だったり、長ズボンの下にステテコ感覚で履く薄いタイツみたいなものだったり、ゴルフ用と銘打ったものがないのです。
そのコースに電話して、当日の朝、ハイソックスを購入したいのですが、金額とメーカーと品番などを教えてください、と質問をすると良い、と僕はアドバイスしています。
中途半端な名門もどきなコースは、売店で売っていない、という返答なので、基準がないと判断し、長い靴下の中から自由に選べば良いのです。
品番まで教えてくれた場合は、それを購入するのも良し、ネットで似たものを探すのも良しです。具体的な基準があるので、逸脱しないように参考にすれば良いというわけです。
サッカーやバスケットでも、長めのソックスを使うので、それを参考にして、お気に入りを見つけたという話も、最近、よく耳にします。
色々な考え方がありますが、元々は、ラフなどに潜んでいる毒がある昆虫から足を保護する目的のハイソックス着用だったようなので、薄くてペラペラなものよりも、少し厚手のほうが良いのかもしれません。
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心配りが出来るゴルファーだと証明するアイテムとしてのハーフパンツがイイネ
女性ゴルファーと話をしていると、ハーフパンツ+ハイソックスの評判が良いことに驚かされます。
理由は、お手入れをしていない男性のすねを見ないで済むから、ということです。確かに、男性の剥き出しのすねが不愉快、という気持ちは理解できます。
同じ視点で、ハーフパンツとはいえない子供が履くような短パンも気持ちが悪い、というのもわかります。男性同士でも、男性の短パンは、不格好で恥ずかしく見えます。
ドレスコードがあるコースの多くで、禁止しているのも納得です。
涼しいことを優先しすぎて、ゴルフコースという空間を共有する他のゴルファーの視線を気にしないのは、ゴルファーとしては問題ありです。
少し冷静になって考えればわかるはずです。自分勝手な立ち振る舞いは、嫌われるだけです。
総合的に考えてみれば、ハーフパンツは、涼しいだけではなく、心配りが出来るゴルファーであることを発信できるアイテムにもなるのです。上手に使い熟して、ゴルファーとしてのセンスを醸し出すのが正解です。
僕は数年前からハーフパンツを履くことをやめています。
理由は、ある夏ゴルフで、立て続けに足を虫に刺されて大変な目に遭ったからです。肌が弱いので、通院して治療をする羽目になって懲りました。
ハーフパンツを封印してしまうと、余計な気を使わないで済むので、夏ゴルフのストレスが一つ減って得をした気分になっています。
たかが、ハーフパンツ。されど、ハーフパンツ。
夏ゴルフのアイテムとして、男性ゴルファーがハーフパンツをセルフチェックすることは、レベルアップのチャンスなのです。
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篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年生まれ。東京都文京区生まれ。板橋区在住。中一でコースデビュー、以後、競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れる青春を過ごして、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、2000年にメルマガ【Golf Planet】を発行し、ゴルフエッセイストとしてデビュー。試打インプレッションなどでも活躍中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。