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竹田麗央の260ヤード・ビッグドライブを解説!逆転Vで5勝目!年間タイトルが見えてきた

2024/09/03 ゴルフサプリ編集部 宮川岳也

竹田麗央

先週末に行われた国内女子ツアー『ゴルフ5レディース』は、最終ラウンドで7バーディー、1ボギーの66をマークした竹田麗央選手が通算10アンダーで優勝。今シーズン5勝目(ツアー通算4勝目)を挙げました。

グリップがカラダの正面から外れないように意識して カラダの回転主体のスイング

竹田選手は手や腕の動きを抑え目にして、カラダの回転を主体にスイングするプレーヤーです。一般的にハイハンデのアマチュアゴルファーは“手打ち”に悩んでいることが多く、カラダの回転を使って打てるようになりたいと考えている人がたくさんいます。その点から見ると、竹田選手のスイングはまさにお手本といえ、ぜひ参考にしてほしいと思います。

写真6枚目から11枚目までを見ると、グリップがカラダの正面から外れずに打っていることが読み取れます。そしてこの動きはカラダの回転と腕の動きが同調・連動している証拠。このようなスイングができるからこそ、飛んで曲がらないショットが打て、今シーズンの飛躍につながっているのです。

いわゆる手打ちは、手と腕の運動量が許容範囲をこえて動いてしまうため、グリップがカラダの正面から外れがち。これではスイング軌道が不安定になり、またフェースの向きも狂いやすくなります。こういったエラー動作をできるだけ小さくするには、両わきにタオルを挟んでボールを打つといったドリルを行なって、竹田選手のようにカラダの回転と腕が同調・連動して動くように練習するのが望ましいでしょう。

竹田麗央
背骨を右に傾けたりせず、まっすぐに立ってアドレスする。これはトップ選手に共通する構え方。
竹田麗央
竹田麗央
カラダの回転とともに、右足へしっかりと体重を移して、パワーを溜めている。
竹田麗央
上半身と下半身の回転量に差をつけて、カラダをしっかりと捻ったトップをつくっている。
竹田麗央
トップでつくられた回転差を維持しながら、下半身先行で切り返す。
竹田麗央
竹田麗央
竹田麗央
下半身リードとカラダの回転を主体にすることでインパクト直前までタメが維持され、これが飛距離アップにもつながっている。
竹田麗央
お腹の正面にグリップが位置した状態でインパクトを迎える。
竹田麗央
竹田麗央
竹田麗央
前傾角度をキープしたまま、カラダをしっかりと回転させて、フィニッシュまで振り抜く。
竹田麗央
竹田麗央

竹田麗央
たけだ・りお。2003年4月2日生まれ。プロ転向は2022年。女子プロの母を持ち、おばは2度の賞金女王にか方やいた平瀬真由美。初優勝はプロ3年目の24年、「KKT杯バンテリンレディス」。翌週の「フジサンケイレディス」も制し、ツアー史上4人目となる初タイトルからの2週連続優勝を飾った。さらに「ブリヂストンレディス」で3勝目。8月「北海道meijiカップ」、9月「ゴルフ5レディス」と勝利を重ね、シーズン5勝を挙げた。

1Wの平均飛距離は250yd。「攻めの姿勢のプレースタイル」が持ち味。目標とするプロゴルファーはダスティン・ジョンソンとロリー・マキロイ。自らの目標は「世界で活躍する選手」になること。趣味はスポーツ観戦で、特技は野球。

解説:宮川岳也(みやかわ たけや)
USGTFティーチングプロ。埼玉県の練習場とインドアスタジオでレッスンを行っている。