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涼しい早朝ゴルフを100%楽しむなら『防水保証』付きのゴルフシューズが必須!?

ロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が現場で感じたゴルフエッセイ【毒ゴルフ・薬ゴルフ】第114回

2024/08/12 ゴルフサプリ編集部 篠原嗣典

涼しい早朝ゴルフを100%楽しむ前なら『防水保証』付きのゴルフシューズが必須!?

ゴルフの虜になってもうすぐ半世紀。年間試打ラウンド数は50回。四六時中ゴルフのことばかりを考えてしまうロマン派ゴルフ作家・篠原嗣典が、コースや色々な現場で見聞きし、感じたことを書いたのが【毒ゴルフ・薬ゴルフ】です。大量に飲めば死んでしまう毒も、少量なら薬になることは、ゴルフにも通じるのです。

お得な早朝ゴルフに少し異変が起きている?

早朝ゴルフはお得が一杯でやらないのは損だ、と何度も書いてきました。実際に、早朝ゴルフをして、確かにお得だったと納得したという反響もありました。
しかし、2024年夏、ちょっと事情が変わってきています。

一昨年までは、一般的なスタート枠のプレー代金よりも早朝ゴルフのほうが安いのが当たり前でした。これが、目に見えてわかりやすい『安い』というお得だったのです。
今シーズンの早朝ゴルフはGW明けぐらいから始まりましたが、通常のスタート枠と同じ値引きなしのプレー代金が急増し、逆に早朝ゴルフのほうが割増でプレー代金が高いゴルフコースもあるのです。

通常より割増になっている内の一つのコースに取材したところ、以下のような回答でした。
「猛暑が続く中、涼しい時間にゴルフをしたいという需要が確実に増えたことと、実際に、スタッフなどに早朝手当などが発生する事情を考えると、通常のスタート枠より割増料金になるのは自然なことだと考えております」

時代は変わっていくのです。
『安い』というお得がなくなってしまうのは残念ですが、まだまだ探せば安いコースはありますし、納得した上で、安さは諦めて早朝ゴルフをするのもクレーバーな選択だと言えます。

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ビショ濡れの美学を楽しむために不可欠なものとは?

「安さ」がなくなっても、早朝ゴルフは間違いなくお得です。
一番のお得は、猛暑日でも暑くなる前にプレーができることです。

そして、早くスタートする分、早く終わりますのでゴルフが終わった後の時間が有効に使えることは、早朝ゴルフのお得の一つです。
帰宅して、一休みしてから家族サービスするも良し、ゴルフ仲間とゴルフコースの近くの練習場で反省練習会をすることでレベルアップをするのも良し、お昼寝という贅沢な過ごし方も良しです。

「朝露で、足がビショ濡れになるのが嫌だから、もう行きたくない」
という人もいます。
早朝ゴルフ名物は、朝露です。
ラフでも、フェアウェイでも、グリーンでも、朝露を含んだ芝生はゴルファーの足元を濡らします。個人的には、それも少し涼しく感じさせる要素になるので大好きなのですが、ビショ濡れの美学を強制するわけにはいきません。

最近、気が付いたのですが、足がビショ濡れになって嫌だという人の多くが、同じメーカーのシューズを履いているのです。

ビショ濡れの美学でやせ我慢を楽しむためは、防水機能がしっかりしたゴルフシューズが不可欠なのです。知らない人が多いのですが、ゴルフシューズの防水機能は、メーカーによって全然違います。

朝露のコースを歩いて、靴下のつま先や底が濡れてしまうのは、シューズのどこからか水が浸入している証拠です。防水機能がしっかりしているシューズであれば、足首から水を入れない限り、靴下が濡れることはありません。

足の中に水が入ったシューズでゴルフをするのは、想像しただけで気持ちが悪く、不快で嫌なものです。だから、早朝ゴルフが嫌いだというのもわかります。
しかし、それらの問題は、ゴルフシューズの防水機能がしっかりしてれば、回避できるだけに残念です。

一周回ってわかるのは、早朝ゴルフをお得に楽しむために、防水機能がしっかりしているゴルフシューズがマストだということです。

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「誰もが知っている一流メーカーのシューズだし、防水機能が優れているとHPにも書いているから、僕のシューズは大丈夫」
と思っているゴルファーが大部分ですが、それは間違いです。

日本は、雨が多い国なので、シューズの防水という表現を使える国が決めた明確な基準があるのです。新品のときに数時間だけ有効な防水でも優れた性能と宣伝できますが、シューズ内に水が入らない期間を保証するのが『防水保証』です。

購入日から1年間、または、2年間の『防水保証』が付いているシューズは、靴下が濡れないのが当たり前のホンモノの防水機能を持っているシューズだと言えます。

調べてみればわかります。トップレベルのシェアを持っているメーカーのゴルフシューズでも、防水保証がないシューズが多数なのが現実です。つまり、水漏れしても文句は言えないゴルフシューズが普通に売られているのです。

早朝ゴルフで、足が濡れるのが不愉快で嫌だというゴルファーに共通していたのは、防水保証を付けていないメーカーのシューズを履いていることでした。

早朝ゴルフは、機能が劣っているシューズを自慢気に履いている悲劇を教えてくれます。
これを機会に、防水機能がしっかりとしているゴルフシューズを選ぶようにするのは、間違いなく『お得』に直結します。

全てのストロークは、ゴルフシューズなしでは成り立ちません。快適にゴルフするために足元を再確認してみることをオススメします。

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篠原嗣典

篠原嗣典
ロマン派ゴルフ作家。1965年生まれ。東京都文京区生まれ。板橋区在住。中一でコースデビュー、以後、競技ゴルフと命懸けの恋愛に明け暮れる青春を過ごして、ゴルフショップのバイヤー、広告代理店を経て、2000年にメルマガ【Golf Planet】を発行し、ゴルフエッセイストとしてデビュー。試打インプレッションなどでも活躍中。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。