左ワキが開いちゃう“チキンウイング“をなくして飛距離10ヤードアップ！【ドラコン優勝コーチ・遠藤璃乃が教えます】
目指すは最大飛距離250ヤード超え！飛ばし屋講座vol.9
フォローで左ワキが開いてしまっているということは、ボールにスイングのエネルギーがしっかりと伝わってない証拠でもある。飛距離ロスの原因のひとつである“チキンウィング”を解消するには、体の正面でインパクトする意識をなくすこと。そして、もっと体を使って振るようにしてみましょう。
写真／圓岡紀夫
フォローで左ワキが空くチキンウイングは手でクラブを引くのが原因
飛ばすには、ある程度クラブを早く振らなければなりませんが、アマチュアの方が早く振ろうとすると、どうしても手でクラブを引いてしまう傾向があります。その結果、フォローで左ワキが空く“チキンウイング”になります。
こうなる人の多くは、体をボールの正面に残してインパクトするのが正しいと考えているかもしれませんが、それは間違いです。このイメージでインパクトすると途中で下半身が止まりチキンウイングを誘発することになるからです。まずは正面でインパクトする意識をなくして体を回転させることが大事です。
その上でチキンウイングを直すことが必要になりますが、要はフォローで左ワキが空くだけなので、左ワキを締めたままスイングすればいい。そこはシンプルに考え、左ワキにヘッドカバーを挟んだままアイアンで素振りをしてみましょう。途中でヘッドカバーを落としてはダメ。フィニッシュまで落とさないように振ります。素振りができたらボールを打ってください。動きが窮屈で飛ばない気がしますが、当たると思ったより飛ぶことがわかるはず。こうなれば体が使えています。
アイアンでできたら徐々に長い番手にしていき、最終的にドライバーでも打てるようになればOKです。また、写真のように右手を左ワキに挟んで振るドリルも効果的です。バックスイングする時に左手の甲で右肩を押すと肩が深く回ります。切り返し以降は体を解放すればいいだけ。右手を挟んでいるので左ワキが空けばすぐにわかります。
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遠藤璃乃
1994年生まれ。東京都出身。JLPGA TCP A級ライセンス、PGA of America Playing Ability Test (PAT)合格。中3年まではテニスに没頭。埼玉栄高校ゴルフ部からキャリアをスタートした。卒業後は米国へ留学して腕を磨くのみならず、ゴルフに特化したトレーニングについても本格的に学ぶ。2017年にはドラコン日本一決定戦 L-1グランプリに挑戦し優勝した経験をもつ。現在は東京都世田谷区のゴルフレンジプラスターでチーフインストラクターを務める。
