派手なダフりはスエーとアーリーリリースの合わせ技で起こる

今回紹介させていただくのはゴルフ歴 8年、42歳のIさんの例。テーマはアイアンのダフりです。番手を問わずアイアンでダフることが多いというIさん。とりわけ、グリーンを捉えればパーオンのショットやショートアイアンやウェッジのショットなど、チャンスの時に起きやすいということでした。

スイングを拝見すると、ややカット気味の軌道。どちらかといえば上からヘッドが入る傾向なので、取り立ててダフりが出やすいというわけではないようでした。ラウンド中にたまたまダフったところが撮れた動画を見せていただきました。

そこで気になったのは腰のスエー。気持ちがグリーンに行くせいでしょうか、ダウンスイングで腰が左に流れて左腰が浮いていました。左腰が浮くと必然的に右肩が下がります。それに加え、Iさんはダウンスイングで手首の角度が解けるアーリーリリースになっていたので、2つの合わせ技でクラブが手前に落ちてダフっていたのです。

これを直すには、まず腰のスエーをなくすこと。左腰の左側にカベをイメージし、インパクトでそれにぶつからないようにスイングすること。言い換えると、腰を左に回しながら打つことです。

ただ、ラウンド中はイメージすることだけで修正するのは難しいので、ベタ足でスイングするようアドバイスさせていただきました。腰が左に流れる人は右足のカカトが早く浮きます。最低限インパクトまでは右カカトを地面につけたままにすることでスエーを防止できます。もちろんフィニッシュに向け、成り行きで右カカトが上がるぶんには問題ありません。Iさんのアーリーリリースはまだ直っていませんが、ベタ足でスイングすることでラウンドでの派手なダフりにはストップがかかるようになったということです。

勝又優美
かつまた・ゆみ JLPGAティーチングプロA級。就職したホテルが所有するゴルフ場勤務となりゴルフをスタート。ゴルフを楽しむ人々にふれ、日本の大人たちを笑顔にしたいとティーチングプロの道に。2010年に認定ティーチングプロとなり13年には A級ライセンス取得。やさしくてきめ細やかな女性らしいレッスンで大人気。堀尾研仁氏主宰の「KEN HORIO GOLF ACADEMY」に所属。


JLPGAティーチングプロ・勝又優美が解決してきた「生徒さんから相談が多いゴルフの悩み」

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