ウェッジの組み合わせは「56・12」「60・08」が最強なのか?【スコアを作る セッティングの再確認・ウェッジ編】
【ダグ三瓶・クラブ選びの超知識】
クラブ選びのスペシャリスト・ダグ三瓶(みかめ)がアマチュアゴルファーへアドバイスをおくるコーナー。「いいスコアを出す」ためにはクラブのどこに注意すればいいのか、セッティング作りのキーポイントを確認していく!今回はウェッジ。
「使い分けがうまくいっていますか?」「バウンスを使い分けていますか?」
今では、ウェッジは単品ウェッジを複数本入れてセッティングしていくのが主流になっています。メーカーも単品ウェッジを豊富にそろえるようになり、たくさんのロフト角と、たくさんのバウンス角を用意するようになってきました。
その中から、自分で適正に使いやすいウェッジを探していくのはなかなか大変ですよね?
そして、なおかつ、ウェッジはスコアメイクに直結するクラブでもありますので、その選び方の重要度は上がっていると思います。グリーンサイドまで行って、このアプローチショットの結果いかんで、すぐに1打以上影響することが多いでしょう。
では、そのウェッジをどのようにセッティングしたらよいのか?
複数本入れているという前提で話していきましょう。
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「使い分けがうまくいっていますか?」
まずは冒頭の、使い分けがうまくいっていますか?
というお話です。 複数本入れるということは、各々の使い方をはっきりさせていく必要があります。例えば、立っているロフトのウェッジ、48度~52度くらいまでは、フルショット系でも使うことが多いかもしれません。
昨今のストロングロフト化したアイアンでは、この辺りのクラブを入れておかないと間が空きすぎてしまうこともありますので、そういった場面での使用用途が求められます。
また、そのあたりのクラブをグリーンサイドのアプローチで使用される方もいらっしゃるでしょう。
ここで、目的がはっきりしてきます。
フルショット系専用クラブ、すなわちPWの下の番手と考えているのか? もしくはグリーンサイドアプローチでの仕様ももくろんでセッティングするクラブなのか?です。
これによって、入れるべきクラブが変わってきます。それぞれのショットがしやすい形状であり、目論んだ距離が出せるロフト角を探すべきでしょう。
また、シャフトやライ角の考え方も、使用用途によって変わってきます。アイアンの下の番手と考えるのであれば、アイアンと同じセッティングで良いと思います。
その下の番手(ハイロフト)の物はどう考えたらよいでしょうか?
その下はどう組み合わせる?
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