「使い分けがうまくいっていますか?」「バウンスを使い分けていますか?」

今では、ウェッジは単品ウェッジを複数本入れてセッティングしていくのが主流になっています。メーカーも単品ウェッジを豊富にそろえるようになり、たくさんのロフト角と、たくさんのバウンス角を用意するようになってきました。

その中から、自分で適正に使いやすいウェッジを探していくのはなかなか大変ですよね?
そして、なおかつ、ウェッジはスコアメイクに直結するクラブでもありますので、その選び方の重要度は上がっていると思います。グリーンサイドまで行って、このアプローチショットの結果いかんで、すぐに1打以上影響することが多いでしょう。

では、そのウェッジをどのようにセッティングしたらよいのか?
複数本入れているという前提で話していきましょう。

「使い分けがうまくいっていますか?」

まずは冒頭の、使い分けがうまくいっていますか?
というお話です。 複数本入れるということは、各々の使い方をはっきりさせていく必要があります。例えば、立っているロフトのウェッジ、48度~52度くらいまでは、フルショット系でも使うことが多いかもしれません。

昨今のストロングロフト化したアイアンでは、この辺りのクラブを入れておかないと間が空きすぎてしまうこともありますので、そういった場面での使用用途が求められます。
また、そのあたりのクラブをグリーンサイドのアプローチで使用される方もいらっしゃるでしょう。

ここで、目的がはっきりしてきます。
フルショット系専用クラブ、すなわちPWの下の番手と考えているのか? もしくはグリーンサイドアプローチでの仕様ももくろんでセッティングするクラブなのか?です。
これによって、入れるべきクラブが変わってきます。それぞれのショットがしやすい形状であり、目論んだ距離が出せるロフト角を探すべきでしょう。

また、シャフトやライ角の考え方も、使用用途によって変わってきます。アイアンの下の番手と考えるのであれば、アイアンと同じセッティングで良いと思います。

その下の番手(ハイロフト)の物はどう考えたらよいでしょうか?

バウンスを使い分けていますか?

これは、ここからさらに複数本入れられるのか? もしくは1本しか入れられないのか? で大きく変わってきます。

ハイロフト(54度~)のウェッジを複数本入れられる場合には、それぞれの使用用途、使用場面を想定して、それぞれに違う性質のものを入れられる可能性があります。

たとえば、56度、60度のセッティングだとして、56度はバンカー、アプローチに主に使い、60度はさらに上げるアプローチやシビアなコンディションでの使用だとすると、56度はハイバウンス系、60度はローバウンス系などを組み合わせることが可能になっていきます。

これが、冒頭で2つ目に挙げた、バウンスを使い分けていますか?

につながります。

バウンスはその活用方法で、いろいろなショットを打つことが可能になります。
単純に、ミスに強いからという理由から、メインのアプローチ用クラブはハイバウンスというのももちろんありですが、であるからといって、すべてのウェッジをハイバウンスにしなければならないというものではありません。

ゴルフ場ではあらゆるライコンディションになります。その際に、ハイバウンスの方が打ちやすい、もしくはローバウンスの方が打ちやすい、という場面に遭遇することでしょう。
そういった時に、ハイバウンスとローバウンスのウェッジを組み合わせて入れることで、対処しやすくなるというメリットがあります。

いっぽうで、下のウェッジが1本しか入れられない場合。
これらをすべて自分のテクニックで賄わなければなりません。
構え方、ヘッドの入れ方など場面々々に応じた引き出しがかなり必要になってきますが、いかがでしょうか?

そのためにも、ウェッジの本数を増やしていった方が合理的かもしれませんね!

ダグ・三瓶(だぐ・みかめ) ブリヂストンスポーツ、アクシネット ジャパン インクと日米2つの大手メーカーに所属。その中でクラブ開発、ツアー担当、マーケティング、フィッティングなどを担当。ツアーレップ時代にはあのボブ・ボーケイ氏に日本で唯一の弟子と認められていた。現在、フリーとなり迷い多きアマチュアゴルファーにアドバイスを送ってくれることとなった。