キャロウェイ NEW「APEX」は見た目がシンプルなのにやさしく飛ばせる!アイアンの“欲しい”がてんこ盛り
とにかく結果が欲しいゴルファーに!「APEX PERFORMANCE SERIES アイアン」【PR】
キャロウェイから「APEX」ブランドのアイアンが誕生して10周年。その“アニバーサリーモデル”となる「APEX パフォーマンス シリーズ アイアン」が登場した。そこで、同シリーズの「APEX Ai200」「APEX Ai300」と、人気の「Xフォージド」シリーズのアイアン2モデルを、フィッターでありインストラクターの関浩太郎が打って弾道を計測。それぞれの違いが表れた!
協力/SEKI GOLF CLUB 目黒 写真/圓岡紀夫
初速も出球も高くて、7番アイアンで190ヤードをマークした「Ai300」
女子プロやアマチュアに人気の「Xフォージド スター」と、同じロフト帯(7I=29度)の「Ai300」を打ち比べたときの弾道データを検証しよう。
今回のテストはどのモデルも7Iで、ドライバーのHSで43m/s前後のイメージ。弾道測定器は「スカイトラック」だ。
“軟鉄一枚モノ”のキャビティ「Xフォージド スター」について、芯で捉えたときの180ヤード越えはさすがの飛び系フォージド。打ち出し高さは抑えられたが、スピンが程よく入って球が浮いた。
同じく、ややストロングロフトの「Ai300」を打つと、芯を喰っていきなり190ヤード! 初速が速くて打ち出し角が高くなり、スピン量がやや抑えられてほぼストレートに飛んだ。
Xフォージド スター/良い当たり
APEX Ai300/良い当たり
続いて、打点ミスをしたときの弾道もチェックすると、中空ヘッドの「Ai300」がパフォーマンスの高さを見せた。「Ai300」はトゥ側に外してもたったのマイナス2ヤードで収まり、ギア効果によるフックの度合いも抑えられた。一方で、ヒール側に外すとさすがに飛距離は落ちたが、スピンがむしろ増えているし、フェースがかぶって左に巻き込むような球が出ない。
この「Ai300」は、アマチュアにありがちな地べたからの“薄い当たり”でも、大ミスにはならず。フェースのかなり下目なトップ気味の当たりでも初速の落ち込みが少ないし、打ち出しの高さが変わらずスピンが増えた。球がターゲット方向に飛んでいることからも、ミスショットとは言えない。
Xフォージド スター/トゥ寄り
Xフォージド スター/ヒール寄り
APEX Ai300/トゥ寄り
APEX Ai300/ヒール寄り
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「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」の練習日、練習場でキャロウェイ「APEX」アイアンの最新モデルを発見。契約プロだけでなく...
くっつく打感で程よく操れる「スター」、ハジき感があってミスを和らげる「Ai300」
「Xフォージド スター」と「Ai300」を打ち比べた関は、ハッキリとした違いを感じたと言う。
「安定してスピンが入る『Xフォージド スター』は、キャリーが出て止まりやすい弾道です。シンプルな軟鉄鍛造だけに“グシャ”というツブれ感があって、球持ちがいい打ちごたえ。操作性も程よくあります。また、ソールが薄めだし、前方と後方が大きく面取りされていて、ダウンブローに入れても突っかからずターフがしっかり取れるでしょう」(関、以下同)
一方の「Ai300」は「APEX DCB」(2021年)の後継モデル。トゥ~ヒールの長さといいブレードの厚みといいソールの幅といい、サイズがあって安心感につながる。
「私はスタンダードな7Iで165ヤードなので『Ai300』は25ヤード飛んだことになります。中空ならではのハジき感があり“ピシッ”という高めの打音ですが、音がすぐに収まって小気味がいいし、初速が出てる手ごたえ。グースが強めで緩やかなドローやストレートな球が打ちやすいですね」
「Ai300」でとくに目立ったのが、芯を外したときの“補正力”だ。
「トゥやヒールに打点がズレたとき、通常のアイアンよりも球の曲がり幅が半分以下に収まるイメージです。しかも、フェース下目の薄い当たりでも、思ったほどミスになりませんでした。中空としてはこれ以上ない下目ヒットの強さで、ヘッドの入射角(上下の打点の違い)を問わず、安定して“いい高さ”の弾道が出ます」
この2モデルは、見た目やフィーリングの好み、適した技量や入射角、適度に操作したいか(Xフォージド スター)、ミスを消してほしいか(Ai300)、といった点で「同じロフト帯でも、タイプが違うアイアンです」と結論を述べた。
次はAPEX Ai200とXフォージドを比較!
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