アマチュアゴルファーはアドレスでボールから離れ過ぎている

Eさんはゴルフ歴12年の47歳で平均スコアは90台。「久しぶりにラウンドしたらアプローチが散々でした」と相談を受けました。詳しくうかがうと、はじめはトップが出てグリーンまで30ヤード以内からグリーンオーバーすること2回。それを意識したらしく、その後のアプローチではダフりやザックリが出たということでした。

さっそくEさんにアプローチしてもらうと、手を使った打ち方をしていました。30ヤードのイメージで打っていただきましたが、明らかに振り幅が大きい。20ヤードのイメージになると大きく振ってインパクトで緩むという症状が見て取れました。そのままだと仮にトップやザックリにならなくても距離感が全く合いません。

いわゆる”手打ち”をなくすことがEさんの課題になりましたが、意外とこれは簡単に直せました。Eさんはアドレスでボールから離れ、100ヤードくらい飛ばせそうな構えだったからです。

ボールから離れると手と腕が自由に動いて振り幅が大きくなります。ショットはそれでもいいですがヘッドスピードを上げる必要がないアプローチではマイナス要素。Eさんのように飛びすぎたり、インパクトで緩んだりで距離感が合わなくなってしまうのです。

ということで、まずは極端にボールの近くに立っていただき、手だけが動かないことを確認していただきました。右ワキ腹に右腕をはめ込んで構える感じです。ボールとの距離の目安はシューズ一足分くらい。ややオープンスタンスにすると左足が邪魔にならないので、よりボールの近くに立てます。ただし、オープンにするのは足と腰。肩のラインはスクエアにしておきます。

また、右腕を右ワキ腹にくっつけて一体化させたまま動かしていただきました。ちょっと極端な言い方ですが、「右腕と体が縛られている感じで動くといい」とお伝えしたところ、イメージしやすかったのか、安定したアプローチが打てるようになりました。

勝又優美
かつまた・ゆみ JLPGAティーチングプロA級。就職したホテルが所有するゴルフ場勤務となりゴルフをスタート。ゴルフを楽しむ人々にふれ、日本の大人たちを笑顔にしたいとティーチングプロの道に。2010年に認定ティーチングプロとなり13年には A級ライセンス取得。やさしくてきめ細やかな女性らしいレッスンで大人気。堀尾研仁氏主宰の「KEN HORIO GOLF ACADEMY」に所属。


JLPGAティーチングプロ・勝又優美が解決してきた「生徒さんから相談が多いゴルフの悩み」

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