スイングタイプもヘッドも選り好みしない「ツアーAD GC」は誰でもウェルカムなシャフト
まずは「ツアーAD GC」というシャフトの概要から説明しよう。
「ツアーAD GC」は、従来よりも先端部の内径を太くした「先太形状」とシャフトのつぶれを抑えるフープ層「ADシールド」を採用している。そのことによる効果は、高い先端剛性によるミート率とボール初速の向上だ。そして、シャフト全長の剛性差が小さいため、一体感のあるニュートラルな振り心地を実現している。
では、ゴルフコーチでクラフトマンでもある関浩太郎氏は、どのような感想をもったのだろうか。話を聞かせてもらおう。
『まず、切り返しの時のしなりだったり、インパクトまでのしなり戻りは、けっこう大きめで速くて、それがヘッドスピードアップに貢献してくれますね。ですが、インパクトからフォローにかけては、粘り系な雰囲気があります。インパクトでボールに押されてシャフトがしなって、その時のしなり戻りでボールを一旦受け止めてくれている感じがあるんです。球持ちが長い、という表現のほうがわかりやすいですかね。
切り返しからハーフウェイダウンまでは走り系で、インパクトからフォローまでは粘り系。そんな第一印象を受けました。出球のコントロールもしやすそう。振っていけるシャフトでもありますね。
でも「ツアーAD GC」を一言で表すなら、ニュートラルなシャフト、ですね。とても性格が素直なシャフトです。ツアーADシリーズの中ではしなり戻りの速いほうではありますが、真ん中寄りの広いエリアでしなってくれるのでタイミングがとりやすく、フィーリングがマイルドです。ボール初速だけでなくミート率も上げて飛ばせるシャフトですね。今回、試打したのは60g台ですが、40g台になっても70g台になっても、前述したような感想になると思います。
また、秀逸だな〜と感じたのはヘッドスピードを変えて振っても、しなり戻りのタイミングが変わらなかったことです。速く振ったときには振り遅れず、スピードを落としても戻りすぎませんでした。これなら…マン振りで飛ばしたいときも、軽めに振ってフェアウェイに置きに行くときも、きっちり距離と方向をコントロールできますね。
使い手を選ばないシャフトでしょうね。許容範囲がとても広いです。それは組み合わせるヘッドにも言えることで、大慣性モーメントのヘッドでも少し小さめの重心距離が短いヘッドでも受け止めてくれます』
試打・解説:関 浩太郎
1974年生まれ。アメリカで最新のゴルフ理論を学びながらミニツアーを転戦。ゴルフスタジオ「SEKI GOLF CLUB目黒」主宰。




