スクワットのイメージで重心を落とせば軸ブレなしで速く振れる！【蛭田みな美】
蛭田みな美の飛距離アップ・ワンポイントレッスン（2）
女子プロ・蛭田みな美による飛ばしのワンポイントレッスン。第2回は、飛ばすためには必須のヘッドスピードを上げるワンポイント。
写真／相田克己 協力／五浦庭園カントリークラブ（福島県）
重心を下げてアドレス。イン・トゥ・インでボールをつかまえる
ドライバーで飛ばすにはヘッドスピード上げる必要があり、それにはある程度体の回転スピードを上げなければいけません。そうなるとクラブが生み出す遠心力が大きくなるので、それに耐えることも大事です。
アマチュアの方が飛ばせない原因の一つにスイング中の軸ブレがありますが、クラブの遠心力に負けて軸ブレを起こしている方が少なからずおられます。
心あたりのある方は、いつもよりちょっとヒザを曲げ、重心を落としてアドレスすることをおすすめします。イメージ的にはスクワットで腰を沈めはじめた時みたいな感じです。
また、飛ばすにはボールをつかまえる必要もあります。私の場合クラブヘッドがイン・トゥ・インの軌道を描くようにスイングすることでボールをつかまえます。アマチュアの方の多くは軌道がアウトサイド・インのため、つかまると左へ飛び、インパクトでフェースが開いてつかまらないとスライスになります。
イン・トゥ・インで打つには、アドレス時の自分から見てボールの右上に目印を設け、そこをヘッドが通らないようにします。
イン・トゥ・インで振れるようになると、ヘッドが上昇する過程でボールをとらえられるようになるのでティアップを高めにしてもいいでしょう。クラブをソールした時にヘッドの上にボールが半分くらい出るのが目安です。
蛭田みな美
ひるた・みなみ。ゴルフを始めたのは3歳。2014年「⽇本⼥⼦アマ」、2015年「⽇本ジュニア」で優勝するなど、アマチュア時代から活躍。2016年のプロテストに1発合格。JLPGAツアーでの初優勝は2023年「CAT Ladies 2023」。
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