UTとショートウッドの選び方 、欲しいのはグリーンをを狙うクラブ? キザみ専用クラブ?
【スコアを作る セッティングの再確認・ダグ三瓶】
クラブ選びのスペシャリスト・ダグ三瓶(みかめ)がアマチュアゴルファーへアドバイスをおくるコーナー。「いいスコアを出す」ためにはクラブのどこに注意すればいいのか、セッティング作りのキーポイントを確認していく!今回はショートウッドとユーティリティ。みなさんは何を考えてセッティングしている?
今回は、UTとショートウッドの話をしましょう。
ここは、ドライバーと一番長いアイアンの間の距離間隔を埋めるクラブですね!
また、使用用途も、グリーンを狙うことが必要か、そうではないのか?によって変わってきます。
もしかしたら、PAR4、PAR5のティショットで刻みの時に使い勝手の良いものを目指す方もいらっしゃるでしょう。
この辺りの番手は、ラウンド中に使う頻度も低いですし、それこそ、そういった使用用途に特化したクラブを入れていくのも大いにありだと考えています。
ロフトの間隔は広めがいい
もしも、距離間隔をそろえる意味できちんと入れていきたい場合は、アイアンの時に述べさせていただいたように、ロフトの間隔は広めを推奨します。
計算上は、ヘッドスピードが速くなってきているクラブなので、2度から3度あれば1番手分の差が出ると考えられていますが、なかなかそうなりにくいのが実情。
そうなれば、やはり4度から5度くらいの間隔が必要と考えた方が合理的です。
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また、UTはアイアンの延長でセッティングされている方は、長さや重さなどの工夫も必要でしょう。
とくにアイアン径のシャフトの入ったUTは思ったよりも球は上がりやすくないので、グリーンを狙っていくショットよりも、ティショットなどで飛ばせるクラブとして考えた方が良いかもしれません。
その場合には、ショートウッドの方が球が上がり、確実にキャリーを出せるようになり、グリーンも狙っていきやすくなりますので、そちらを推奨いたします。
以上、ここまでが、それぞれのカテゴリーにおけるスコアメイクにつながるクラブの考え方です。
ですが、もう一つ、考えなければならないことがあります。
それは、クラブセッティングのつながりです!
実は、最後になってしまいましたが、これが最も重要ともいえるでしょう。
つながりが悪い=即スコアを落とす要因になる、と考えていただいても良いくらいです。
これについては次回お話しましょう。
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ダグ・三瓶(だぐ・みかめ) ブリヂストンスポーツ、アクシネット ジャパン インクと日米2つの大手メーカーに所属。その中でクラブ開発、ツアー担当、マーケティング、フィッティングなどを担当。ツアーレップ時代にはあのボブ・ボーケイ氏に日本で唯一の弟子と認められていた。現在、フリーとなり迷い多きアマチュアゴルファーにアドバイスを送ってくれることとなった。