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SWのフェースをマン開きしてフルスイング!ツマ先上がりからの50ヤード【中井学】

残り50ヤード攻略のコツを中井学がレッスン(3)

2024/09/10 ゴルフサプリ編集部

ツマ先上がりは左に引っかけやすいし、右にもプッシュしやすい場面だ。ピンの手前に確実にオンさせるコツが分かればもう安心だ。
GOLF TODAY本誌 No.627/40ページより

キャリーをしっかりと出す気持ちで振り切る

ツマ先上がりの斜面では、ボールを左に引っかけてしまいやすいイメージがあるのでフェースを圧倒的に開きたくなりますよね。この場合はラフですから、フェースを大きく開くのが理にかなっています。フェースの刃を35~40度くらい目標の右に向けて「マン開き」するわけですが、このくらい開くとメチャクチャといっていいくらい飛ばなくなります。それを前提として考えなくてはいけませんし、せめてグリーンエッジの先まで届かせるならしっかりとフルスイングしてキャリーを出すことが先決です。

一番いけないのは、スイングの振り幅が足りないこと。テークバックが小さすぎるとインパクトに向かって加速させようとして右プッシュやシャンクなどのミスが出やすくなります。フルスイングすると左に飛びそうで、インパクトが緩みやすい点にも注意。

打つ前にツマ先上がりの斜面の近くの平らなラフでフェースをマン開きしてフルスイングの素振りを数回繰り返して、スイングのリハーサルをしておきましょう。ツマ先上がりの場所で構えたときもそのイメージでしっかりとスイング。「フェースを開いておけば大丈夫」と信じて打つことです。

一般男性ならしっかりとスイングするためにもSWが最適といえる。力のない女性ならPWがオススメだ。フルスイングしてもあまり左に行かせないためにフェースを35~ 40度くらいまで開いて構える。

フラットな場所でスイングをリハーサル

ツマ先上がりの場所から打つ前に近くの平らなラフでフルスイングの素振りを数回繰り返し、感じをつかんでおこう。

カラダの向きはスクエア

ピンの方向に対してカラダを真っすぐ構えよう。

小さいテークバックは絶対NG

バックスイングの振り幅が足りず、インパクトに向かって加速させるパターンが多いが、これでは方向や距離感を大きく狂わせる。

フェースを開き、フルスイングで40ヤードくらい打つ!

この状況でフェースを開いて構えることができれば半分勝ったようなもの。あとはしっかり振り切るだけでいい。
中井学

レッスン:中井学
なかい・がく/1972年4月14日生まれ、大阪府出身。2003年からプロコーチとして活動し、数多くのツアープロの初優勝に貢献。40歳を過ぎてからプロテスト合格を果たし、トーナメント出場。アマチュアレッスンにも定評があり、YouTubeの「中井学ゴルフチャンネル」では登録者約25万人の実績を持つ。

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