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目標が90切りなら「56度でピッチショット」よりも距離感をつかみやすい転がしを武器にしよう

もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話

2024/09/12 ゴルフサプリ編集部 もう少しでシングル

ランニングアプローチのメリットは?使えないシチュエーションは?

私のゴルフ友達のように100切りを達成し、次の90切りを目指すとしたら、グリーン周りのアプローチは「まずはグリーンオンさせること、できれば2パットでホールアウトできる距離に寄せること」が目指すべきゴールだと思います。そのゴールを達成するとしたら、ザックリやトップはできるだけ避けなければなりません。ピッチショットやピッチエンドランである程度キャリーさせるよりは、最初からランニングアプローチ(転がし)した方がミスをする可能性を下げることができます。

ランニングアプローチのメリットは、パターの延長線に近いので距離感がつかみやすいこと、多少のダフリやトップならダメージが小さいことです。例えば、ランニングアプローチであれば、ダフるリスクはかなり小さいですし、ダフッてしまってもグリーンオンはできます。

ランニングアプローチが使えないシチュエーションは、バンカーなどのハザード越え、砲台グリーン、です。ボールとピンの間にバンカー等のハザードがある場合には、さすがにボールを上げる必要があります。また、砲台グリーンでもランニングアプローチで寄せることはできますが、傾斜に負けてボールが戻ってしまうこともあるので、使いづらいシチュエーションです。

ランニングアプローチのクラブ選択は?

ランニングアプローチのクラブ選択はパターが第一候補です。グリーンのカラーにボールがあるなら、わざわざウェッジを使うよりも、パターの方が寄せられる可能性が高いです。ボールが花道にある場合でも、グリーンから多少離れていてもパターで十分転がすことができます。パターが使いづらいのは、ラフにボールがある場合です。特にラフが長い場合や逆目の場合に、パターで打つと芝に負けて距離感が合わせづらく、グリーンオンできないこともあります。

ラフからのアプローチでパターだと難しいと思った時の次の選択肢はウェッジでしょうか?ウェッジのアプローチが得意であれば問題ありませんが、ウェッジよりもミスショットのリスクを下げられるのは、8番アイアンとか9番アイアンです。転がすアプローチを選択するのであれば、ロフトの立ったショートアイアンの方が簡単です。打ち方自体はウェッジでランニングアプローチを打つ場合と変わりません。ただ、ロフトが立っているので、ふり幅を小さくできるので、ミスショットをする可能性を下げることができます。

その他にもユーティリティという選択肢もあります。ユーティリティを少し短めに持ってパターと同じように打つだけです。パターよりも強いボールがでますので、パターだと届かない距離でも使うことができます。また、夏の長いラフでパターが使えない場合でも、ユーティリティなら芝に負けづらくなります。

ゴルフ場のアプローチ練習場に、いろいろなクラブを持っていき、ランニングアプローチの練習をしてみてください。転がり方のイメージや距離感がつかめれば、グリーン周りのアプローチの強力な武器になってくれるはずですよ。

それでは、引き続きアマチュアゴルファー目線で役立つ記事を投稿できればと思っていますので、次回の投稿を楽しみにお待ちください。

プロフィール

もう少しでシングル(ペンネーム)
東京都内在住の40代のサラリーマンゴルファー。2011年にゴルフを始め、現在のJGAハンディキャップは5.1。2020年にはヘッドスピードアップにチャレンジし、42.4m/sからスタートし、61.0m/sまでアップ。2020年からシングルプレーヤーになる過程を記録するために、ブログ「シングルプレーヤーへの道は遠い?」を運営。

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