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ツマ先下がりの50ヤード、フェースをかぶせて打ったらすぐにトゥを立てる!【中井学】

残り50ヤード攻略のコツを中井学がレッスン(4)

2024/09/11 ゴルフサプリ編集部

中井学

ツマ先下がりは距離感だけでなく、ピンのほうに打つのも案外難しい。シャンクが出ないように方向を合わせるポイントを知っておこう。
GOLF TODAY本誌 No.627/42ページより

ボールがつかまりやすい工夫をするのがカギ

中井学

ラフからのアプローチを打つときは基本的にはフェースを開いておき、フェースを閉じながら打ちます。しかしツマ先下がりの場合は、フェースをかぶせて構えましょう。ピンの方向に真っすぐ打とうとしてフェースをスクエアにセットするのもNGです。

ツマ先下がりは一番シャンクが出やすい場面です。フェースを開いて構えるとテークバックでクラブがインサイドに低く上がり、インパクトでもフェースが開いたまま戻りやすく、ボールが急角度で右に飛んでしまいます。スクエアフェースでもシャンク防止までには至りません。フェースを最初からかぶせて構えておけば、視覚的効果によってテークバックでクラブをアウトサイド気味に上げやすくなり、インパクトでもフェースが開かなくなる。つまりボールをつかまえやすくするための手段と
いうことです。

またフォロースルーではクラブを目標方向に真っすぐ出さないようにしましょう。手が前に出てフェースが開き、やはりシャンクの原因となりますから、ボールを打ったらすぐに左手の親指を立ててクラブヘッドのトゥを真上に向けるのがコツです。

ツマ先下がりでフェースを開くのはミスのもと

中井学
テークバックでクラブがインサイドに低く上がってしまい、シャンクなどのミスが出やすくなる。
中井学
フォロースルーでクラブを目標方向に 出そうとしてもボールが右に飛びやすいので避けよう。

フェースをかぶせてアウトサイド気味にテークバック

中井学
ツマ先下がりは通常と違い、フェースをかぶせて構えよう。 そうすれば右に飛ぶミスが防げる。フェースをかぶせて構えれば、テークバックでややアウトサイド方向に上げやすくなる。

インパクト後にはトゥを上に向ける

中井学
ボールをヒットしたら、すぐに左手の親指を真上に向けてトゥが空 を指すようにクラブを 立てよう。

SWのフェースをかぶせて、35~40ヤードくらい打つ!

中井学
重心を低くして構え、テークバックからインパクトまではほぼ通常の動きでOK。打った後のクラブ使いがポイントだ。
中井学

レッスン:中井学
なかい・がく/1972年4月14日生まれ、大阪府出身。2003年からプロコーチとして活動し、数多くのツアープロの初優勝に貢献。40歳を過ぎてからプロテスト合格を果たし、トーナメント出場。アマチュアレッスンにも定評があり、YouTubeの「中井学ゴルフチャンネル」では登録者約25万人の実績を持つ。

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