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PWでグリーンの手前から転がし作戦!左足下がりからの50ヤード【中井学】

残り50ヤード攻略のコツを中井学がレッスン(6)

2024/09/13 ゴルフサプリ編集部

中井学

50ヤードの中でもとくに難しいのが左足下がり。グリーンの面が広く使えなければ、ボールを上げるのは諦めるのが得策だ。
GOLF TODAY本誌 No.627/46ページより

難しい状況ほど落とし場所を先に確定させる

ボールは左足下がりのラフ。手前のグリーンエッジまでは40ヤード以上もあり、しかもサブグリーン越えという難度の高い状況です。そこから2打で上がりたいところですが、これだけ難しいとボギーで上がることを最優先しましょう。パーを取りにいくとダボやトリプルの結果につながりやすいからです。2打目でこの場所に打ってしまったことを、まず反省しましょう。

状況が難しいほど落とし場所を先に決めることが大事です。この場合の作戦としては手前のグリーンエッジまで届けばOKと考えましょう。グリーンの面があまり使えないので、キャリーで直接乗せるのは避けたい。7番アイアンのコロがしもアリだけれど、左足下がりは出球が低くなりやすい。とすればピッチングウェッジで
40ヤードくらいコロがすイメージが最適といえます。

アドレスでは斜面と平行に立って構えます。低くコロがす場合もフェースは軽く開いて構えましょう。そして開いたフェースをゆっくり閉じながら斜面に沿って振り抜いていきます。フェースをかぶせて構えるとインパクトでフェースの刃が刺さりやすく、クラブが抜けなくなってしまいます。

落とし場所をグリーンの手前に設定

中井学

フェースを軽く開いて傾斜に対して平行に立つイメージ

中井学

開いたフェースを閉じる。クローズフェースはNG

中井学

PWで40ヤードくらいコロがすつもりで打つ!

中井学
スピンをかけないで打つのが前提なので、この場合はPWを選択して最初から低くコロがしていく作戦がベストだ。
中井学

レッスン:中井学
なかい・がく/1972年4月14日生まれ、大阪府出身。2003年からプロコーチとして活動し、数多くのツアープロの初優勝に貢献。40歳を過ぎてからプロテスト合格を果たし、トーナメント出場。アマチュアレッスンにも定評があり、YouTubeの「中井学ゴルフチャンネル」では登録者約25万人の実績を持つ。

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