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ボールの先の芝を薄く取るイメージで「滑らせる」FW&UTのダフリはこれで解消!【吉本舞】

吉本舞がコーチ スコアメイクの万能クラブFW&UTの使いこなしテク教えちゃいます! VOL.5

2024/09/22 ゴルフトゥデイ 編集部

FWはソールを滑らせるように打つのがいいというが、これを意識すると、なぜかダフリやトップが出てしまう。「横から払い打つイメージを間違えると、ソールの滑りが正しく使えなくなるのです」と吉本舞コーチ。くわしく教えてもらおう。

GOLF TODAY本誌 No.628/124~125ページより
構成/三代 崇 写真/相田克己 協力/東京ゴルフスタジオ

FWやUTもボールの先のターフを取るつもりで打つのが正解です!

まずハンドファーストインパクトを体感

アドレスの姿勢から重いものを真っすぐ押してみよう

重めのボールや固定物にフェース面を当ててアドレスを作り、目標方向に真っすぐ押そう。体重を左足に乗せて腰を左に回せば強く押せるハンドファーストの体勢となる。

腰を左に回して押すとハンドファーストのカタチが作られる。
腰を左に回して押すとハンドファーストのカタチが作られる。
  • 腰を回さないで手先だけで押しても間違ったハンドファーストとなる。

    腰を回さないで手先だけで押しても間違ったハンドファーストとなる。

  • 04 体重が右足に多く乗るとハンドファーストのカタチにならず、強く押せない。

    04 体重が右足に多く乗るとハンドファーストのカタチにならず、強く押せない。

インパクトの瞬間にフェース面を少し立てる感覚で打つ

FWやUTはボールを横から払うようなイメージで打つのがいいとよく言いますよね。とくにソールが幅広いFWはソールを滑らせるように打つのが正しいと考えている方が多いのではないでしょうか。横から払い打つイメージが間違っているわけではありませんが、ボールの手前から滑らせるように打つとインパクトの打点が手前側にズレてダフリやトップが出やすくなります。

インパクトの打点を安定させるには、ハンドファーストの体勢でボールをとらえることが大前提です。重めのボールや固定物などをフェース面で押す練習でハンドファーストを体感してください。インパクトの瞬間はフェース面を少し立ててボールをとらえる感覚となりますが、それがソールを正しく滑らせる感覚に直結します。

鋭角な軌道になりすぎない範囲で、ややダウンブローに振り下ろしてボールの先の芝を薄く取るイメージでクラブヘッドを低く出していきましょう。結果としてソールのフェース面寄りの部分が滑っていくのが正しい滑り感覚です。これはUTにも当てはまることです。打つ前にボールの近くで、ソールの前側を芝の上で軽くこする素振りを繰り返して感じをつかんでおくと、ナイスショットの確率が大幅アップしますよ。

ややダウンブローに入れればソールが勝手に滑っていく

ダフリやトップが出やすい人は、アイアンに近い感覚でダウンブローに打つイメージを持とう。ソールのフェース寄りの部分が滑ってスムーズに振り抜ける。

ボールを正確にとらえやすくなり、ソールの前側が滑っていく。
ボールを正確にとらえやすくなり、ソールの前側が滑っていく。
ソールの面の全体を滑らせようと思うと、すくい打ち傾向の動きとなり、後ろ側の部分が芝に当たりやすい。
ソールの面の全体を滑らせようと思うと、すくい打ち傾向の動きとなり、後ろ側の部分が芝に当たりやすい。

ボールから先を滑らせるイメージ

ボールの先の芝を薄く取るくらいの気持ちでフォロースルーを低く出そう。インパクトの打点が安定し、ダフリやトップを防げる。

打つ前にソールの前側を芝の上で軽くこする素振りを繰り返して感じをつかんでおくといい。
打つ前にソールの前側を芝の上で軽くこする素振りを繰り返して感じをつかんでおくといい。
吉本 舞

吉本 舞
佐賀県出身。USLPGA Teaching&club Professionalの資格を取得し、現在は森守洋が主宰する東京ゴルフスタジオで多くのアマチュアをレッスン。一人一人の悩みに寄り添った丁寧でわかりやすい指導で好評を得ている。

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