スタート前のパット練習は「距離感>方向性>ライン」の順に整える【中井学】
残り30ヤードから2つで上がる!ショートゲームのコツを中井学がレッスン(1)
Youtubeでも大人気の中井プロがゴルフサプリでレッスンの連載企画をスタート!テーマは「残り30ヤードから2つで上がる!ショートゲームのコツ」だが、まずは序章としてグリーン上でのアドバイスをお届け!第1回は、その日のパットの調子を上昇させるラウンド前の効果的な練習を解説!
写真/圓岡紀夫 協力/千葉セントラルゴルフクラブ
ラウンド前はパット練が絶対必要。練習はパットからはじめよう
ショートゲームを制してスコアアップを狙うならスタート前のパット練習は不可欠。シャカリキにショット練習ばかりやってパットを練習する時間がなくなった、なんてもってのほかです。そんな事態を避けるためにもスタート前の練習はパットからはじめる習慣をつけましょう。
スタート前のパット練習で一番大事なのは距離感をつかむことですが、それにはまず次の手順で、その日の距離の基準を作りましょう。
1 練習グリーンでなるべく平らなところを見つけます
2 その場で目をつぶり、繰り返し同じように振れる振り幅を見つけます
3 2の振り幅でボールを2〜3球打ちます
4 打ち終えたボールまでの距離を歩測します
1 練習グリーンではなるべく平らなところを見つけてスタート
2 目をつぶって素振り。繰り返し同じように振れる振り幅=気持ちいいストロークを見つける
3 気持ちいいストロークで2〜3球ボールを打つ。ボールが大体同じところで止まるまでやる
4 同じようなところに止まったボールまでの距離を歩測し、気持ちよく打った時の距離として覚えておく
何度も繰り返し振れる振り幅は、あなたが一番気持ちよく振れる振り幅です。その振り幅で打ったボールは大体同じところまで転がるはずなので、そのストロークで打った距離をその日の基準にします。
仮にそれが10歩の距離なら、平らで10歩のパットは気持ちよく振れば寄ります。8歩の距離や下り傾斜ならやや弱め、12歩の距離や上り傾斜ならちょっと強めに打つ、といったように、気持ちよく打てる10歩の距離のストロークを基準に、打つ距離をコントロールします。
狙った方向に転がす朝練を紹介!
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