ロフト角・ライ角の調整ができる軟鉄鍛造アイアン。人気の理由はそれだけじゃないよね?
キャロウェイのXフォージドやブリヂストンの241CB、242CB+など軟鉄鍛造アイアンが好調な売れ行きを示している。ところで、どうして『軟鉄鍛造は良い!』と言われるのだろう。改めて軟鉄鍛造がチヤホヤされる理由をクラフトマンでクラブフィッターのオグさんこと小倉勇人氏に解説してもらった。
軟鉄鍛造が上級者に人気なのは、打感や性能以外の魅力があるから
オグさんです。今回は、軟鉄鍛造アイアンについてお話しします。
皆さんはフォージド、いわゆる軟鉄鍛造アイアンと聞くとどんなことを思い浮かべるでしょうか。打感が良い、操作性が良いなどでしょうか。軟鉄鍛造アイアンは、主に上級者やツアープロに愛用者が多いです。上記の性能が理由なのもありますが、もうひとつ大事な特徴を持っています。それはロフトライ調整がしやすいことです。
鍛造製法で仕上げたアイアンは、粘る性質を持ち、工房などが持つ工具で比較的簡単にロフト角やライ角を調整することができます。スイングの特徴や好みに合わせてロフト角やライ角を調整することで、より自分にフィットさせることができることから、ツアープロや上級者に支持されているのだと考えます。
「軟鉄鍛造=難しい」と思う人が多いのはなぜ?
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