ロングパットがショートして3パット連発? それなら『下半身ストローク』を試してみて!【中井学】
残り30ヤードから2つで上がる!ショートゲームのコツを中井学がレッスン(3)
打ち切れないととっても悔しいロングパット。ショートして距離を残してしまうと3パットの可能性はグーンと上がります。そんな人に試してもらいたいのが、中井学式「下半身メインのストローク」です。パットを下半身で打つ? 一体どういうことなのか、解説してもらいましょう。
写真/圓岡紀夫 協力/千葉セントラルゴルフクラブ
アマチュアゴルファーが最も3パットしやすいのはロングパット。それもオーバーすることは比較的少なく、ファーストパットをショートして、セカンドパットを打ちすぎるパターンが多いと思います。
ロングパットの最重要ポイントは距離感。方向性が2~3メートルも左右にズレることはあまりありませんから、距離を合わせることに全力を注ぎましょう。
それでもショートしてしまうなら、ちょっと打ち方を変えてもいいかもしれません。ショートする場合、ボールを追いすぎて体がカップ方向に動く、すくい打ってしまう、あるいはテークバックは大きいのにインパクトが緩む、といった原因が考えられますが、いずれにしてもしっかりインパクトできません。
そこで私がおすすめしたいのは、下半身を使ってストロークする打ち方です。まず、いつもよりスタンス幅を広げて立ちます。いつも広めにアドレスしている人はそのままでもOKです。両腕からは力を抜き、軽めのプレッシャーでグリップしましょう。
幅広スタンスで立ったら、テークバックパターでヘッドが動くのと同時に腰を右にスライドさせます。スイングで言うところのスエーの動作です。ダウンスイング~インパクト~フォローの過程では腰を左にスライド。左にスエーしながらボールをヒットします。
イメージ的には腰の水平移動メインでストロークする感じ。下半身を積極的に使うことでボールにエネルギーが乗って強い球が打てます。ポイントは腰の高さを変えないように動くこと。こうするとヘッドが低く動くのでしっかりインパクトできて方向性もよくなります。ヘッドを引く保つイメージをもてば腰の高さが変わりづらいので、そうしても構いません。
レッスン:中井学
なかい・がく/1972年4月14日生まれ、大阪府出身。2003年からプロコーチとして活動し、数多くのツアープロの初優勝に貢献。40歳を過ぎてからプロテスト合格を果たし、トーナメント出場。アマチュアレッスンにも定評があり、YouTubeの「中井学ゴルフチャンネル」では登録者約25万人の実績を持つ。
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