前半調子がいいのに後半悪い…、これもクラブのせいだったの!?
【ダグ三瓶】クラブが原因のミスショットあるある集②
突然調子が崩れたり、調子が上がったり。そんな経験が多い人はクラブを見つめなおして。
前回に引き続き、クラブが原因のミスのお話。前半の調子でいければ、余裕で80台……。でも後半に大失速で90切れず。屈辱の‟大波賞”もクラブのせいだったとは。
ケース④)午前中は調子悪いが午後になると調子が良い、またはその逆
前半はいつも良い感じだけど、午後になるとだんだん調子が悪くなる。これもあるあるですよね~。
もしくはその逆で、前半は調子が出ないけど、徐々に調子が良くなって、いい感じになるともう17番、18番ホールみたいなパターンでしょうか? これらは、両方とも、合わないシャフトを使っていると起こることが多いです。
前半の調子が良いパターンは、以下の場合が多いかもしれません。
前半で体力を使い切ってしまうパターンですね! これは、重さが起因として考える方も多いです。
重すぎるから後半バテて打てないというものでしょうか? もちろん、その考え方も否定はしませんが、この場合、ご使用のクラブが“タイミングを合わせないと打てないスペック“になっている場合が多いと考えています。
自身のタイミングではなく、タイミングを合わせないと打てないクラブを使っているケースは結構あります。例えば、クラブは慣れるまで当たらない、みたいなケースですかね。
本来、クラブのスペックが合っている場合には、このように慣れようとしなくても、当たらなくなることはありません。自分のタイミングで振れば、毎回とは言いませんが、当たるようになっているのが、本当の意味で合っているクラブと言えます。
そうじゃないクラブを使っていると、前半は、体調が良かったりすると、多少クラブのスペックが合っていなくても、タイミング合わせがうまくいって調子よいのですが、そのタイミング合わせは、体力も運動神経もフルに使うので長続きせず、なんとか前半はもったけど、午後になるとそのタイミングが合わなくなって、急に当たらなくなったり、球が曲がったりするということが起こります。
反対の場合も同じですね!
スペックがあってないものを一生懸命合わせているうちに前半が終了。
午後のハーフくらいから徐々にタイミングが合いだして、最終盤くらいになってきてようや慣れてきて、そのタイミングのコツをつかんだころにラウンド終了~みたいなパターンです。
両方に共通していることは、クラブに対して、プレーヤー自身が一生懸命合わせるという努力が必要ということです!
タイミングが合いやすいクラブを使っている場合、このようなことは起こりにくいです。一日中、心地よく回ってこられることでしょう。
まずは、心地よく自身のタイミングで振りやすくスペックにしていきましょう!
ケース⑤) ドライバーが調子いい日は、アイアンが調子悪い。アイアンが調子よい日はドライバーが調子悪い
これもあるあるですよね!
今日はドライバーの調子はいいんだけど、アイアンがさっぱり。
もしくはショットはいいんだけど、パッティングが……、などなど。
特定のクラブは調子いんだけど、その他が調子悪いというパターンですね!
これも、ケース④と同様に、クラブスペックがあってない、特につながりが悪い時に起こるパターンです。
「そのミスショット、あなたのせいではありません!」クラブが原因のミスショットあるある集①
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またケース④と同様に、タイミングが合わせにくいスペックになっているパターンです。
こういった方は、練習場でもあるあるで、ドライバーを一生懸命練習して、「よーし調子が良くなった!」といって、他のクラブを持ったら、全く当たらなくなってしまって、今度はその当たらないクラブを一生懸命練習したら、ドライバーが当たらなくなったなんてことの繰り返しをされていませんか?
このケースはたいていの場合、特定のクラブが合っているか合ってないかというよりも、全体的に合っていない、かつ、つながりも悪いということが言える場合が多いです。
いかがでしょうか?
ミスショットのあるあるで、身に覚えがある方は、この要因にもきっと心当たりがあると思います。
そういうことを少しでも感じられた方は、ぜひとも、クラブスペックを見直してみて下さい。
その際に、当方がここまで再三書かせていただきました、「クラブのつながり」を念頭にチェックしてみましょう!
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そして、クラブに対してストレスのないセッティングになれば、きっと心地よくゴルフができると思います!
ミスショットも格段に減ると考えています!
そのためにも、自己診断も重要ですが、クラブフィッティングを活用されることをお勧めいたします!
ダグ・三瓶(だぐ・みかめ) ブリヂストンスポーツ、アクシネット ジャパン インクと日米2つの大手メーカーに所属。その中でクラブ開発、ツアー担当、マーケティング、フィッティングなどを担当。ツアーレップ時代にはあのボブ・ボーケイ氏に日本で唯一の弟子と認められていた。現在、フリーとなり迷い多きアマチュアゴルファーにアドバイスを送ってくれることとなった。
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