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ゴルフギアにお悩み
中古クラブを買ったらグリップは交換すべき？ボロボロじゃなければそのままでもOK？

中古クラブを買ったらグリップは交換すべき？ボロボロじゃなければそのままでもOK？

2024/10/17　ゴルフサプリ編集部　中山功一

中古ゴルフクラブ業界に携わっって30年の“中古クラブ専門家・中山功一”が、旬な中古クラブ情報や購入時に参考となる豆知識などをお届けするコラムです。
今回は、中古で購入したクラブのグリップについてお話します。

状態が良かったとしても、合わなければ交換一択”

中古クラブショップでは、クラブを買い取りする際の査定項目にグリップの摩耗度合が含まれています。そして、その摩耗度合いが激しければ、査定額が低くなるということは容易に想像できますよね。では、その摩耗の激しいグリップのまま店頭に並べられるかというと、そうではありません。多くの中古ショップでは、摩耗が激しいグリップは新しいグリップに交換されてから販売されています。

仮にヘッドもシャフトもスペックも理想的けど、グリップの状態が良くないといった場合ですが、これはもちろん交換すべきです。せっかく良いクラブと出会えたのに、グリップがボロボロでは良い関係を築ことはできません。

また、中古クラブに入っているグリップの状態が良くても、自分の感覚に合わなければ交換することをオススメします。グリップはゴルファーとゴルフクラブの唯一の接点ですから、当然ながら重要な役割を果たしてします。インパクト時には１トン近い力が加わると言われている、と聞いたら「グリップ大事！」ということがわかるのではないでしょうか。また、ボール（球筋）をコントロールするためにも、自分の意思を伝えられるグリップであることが大事です。

近年では、多様な素材と形状が増えました。自分の感覚に合うグリップを探してみよう！

中古クラブでよく見かけるグリップメーカー「Golf Pride（ゴルフプライド）」

新品でも中古でも、Golf Pride（ゴルフプライド）というロゴが入ったグリップはよく見かけると思います。グリップメーカーの中では老舗であり、グリップの定番とも言えるメーカーです。豊富なラインナップを誇るメーカーですが、その中のひとつであるツアーベルベットはツアープロに長く信頼されたシリーズで人気です。

初心者やパワーがないという方には、CP2ラップというシリーズがおすすめです。握った感触がやわらかく、インパクトで強い力を伝えられます。

中～上級者には、前述したツアーベルベットがおすすめ。好みにもよりますが、コード入りよりもフィット感が高く、クラブとの一体感が強いグリップです。

握力が強い方にはコード入りのMCCです。MCCは、いろいろなモデルが発売されています。グローブを装着した手で握る部分にはコードが入っており、素手で握る部分はラバーになっているハイブリッドグリップです。

ここでひとつグリップ豆知識です。グリップには、M58やM60などの肉厚の表示とバックライン有り無しの表示があります。好みになりますが、左手部分だけを太めにしたいなど微調整は、下巻テープの枚数でも調整が可能です。詳しくはショップの店員さんに聞いてみてください。新しい発見があるはずです。

中山功一のおすすめグリップ

1位：ゴルフプライド　ツアーベルベット
ソフトな握り感で、滑りにくい

2位：
ゴルフプライド　MCCチームス
コードとグリップのトレッドパターンで正確な握り方を再現

3位：
ゴルフプライド　CP2ラップ
ソフトフィーリングでねじれが少ない

4位：
ラムキン　クロスライン360
ソフトでグリップとの一体感が強い

5位：
パーフェクトプロ　Xホールドラバー
やわらかい握りで振動吸収が高い

グリップ交換は、中古クラブショップに限らず工房のあるショップや大型店舗であれば対応してくれます。クラブの購入時に時間の余裕がある時には、その場で交換を頼んでしまいましょう。お店の状況にもよりますが、混み合っていなければ1時間程度で交換されたクラブを受け取ることができるはずです。
自分好みのグリップで愛着のあるクラブを仕上げてみましょう。

それでは、あなたのゴルフライフに！
Good luck！