スクエアフェースを キープするから打点も安定!

ファウラーが地面半力を使っていると見てとれるのが写真7、8、9枚目です。左足のかかとが上がり、つま先で地面を蹴っているのがわかります。と同時に、両足がピンっと伸びているのもはっきりと見てとれます。

ファウラー選手は地面を強く蹴ることによる作用を使って腕をスピーディに振り、ヘッドスピードをアップさせて飛距離にフェードバックしています。また、蹴ることによって左ひざがピンっと伸びると、腰が素早く回転するため、より一層ヘッドスピードを上げる効果があります。

スイングを大きく変えたくはないけれど、今よりもう少し飛距離を伸ばしたいと考えている人は、ファウラー選手のように地面反力を使ってみてもいいでしょう。ただ、見様見真似で地面を蹴ると、前傾角度が崩れてカラダが伸び上がったりするため注意が必要です。できればレッスンを受けるなど、きちんと指導してもらいましょう。

スイング中にフェース面をスクエアにキープしている点も見逃せません。アドレス〜テークバック〜トップ〜切り返し〜インパクトと、フェースを開くことなくスイングしています。これができるのはムダな手や腕の動きがないからで、カラダ主導のスイングしている証拠です。

アベレージゴルファーをはじめ、たいていのアマチュアゴルファーはテークバックで左腕を回内、右腕を回外させてしまいます。本人にその意識がない人も多いのですが、回内・回外が起こるとフェースが大きく開いてしまいます。大きく開いたフェースをインパクト時にきちんと閉じられれば何も問題はありませんが、タイミングを合わせるのは至難の技です。

しかし、ファウラー選手のようにフェース面のスクエアをキープしてスイングできれば、腕の回内・回外といったムダともいえる動作をなくすことができるため、フェースが大きく開くこともなく、結果的に打点がすこぶる安定します。

飛距離はもちろん、方向性においても、いかにスクエアフェースでインパクトできるかがナイスショットのカギです。ショット精度のアップをはかりたいと考えているなら、ファウラー選手をお手本にフェースを大きく開かないスイングを身につけましょう。

リッキー・ファウラー
1988年12月13日生まれ。ツアー通算、米国6勝、欧州2勝(欧州)。母方の祖父が日系2世であることから、ユタカというミドルネームを持つこともあって、日本では特に大人気の選手。

文・宮川岳也(みやかわ たけや)
宮川岳也(みやかわ たけや)
USGTFティーチングプロ。埼玉県の練習場とインドアスタジオでレッスンを行っている。