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最後の「ZOZOチャンピオンシップ」が閉幕! 大会こぼれ話をご紹介!
ありがとう「ZOZO」!
ニコ・エチャバリアの優勝で幕を閉じたZOZOチャンピオンシップ。また、日本で……。
日本で開催されるPGAツアー、ZOZOチャンピオンシップはニコ・エチャバリアが通算20アンダーで優勝した。2019年に始まり、タイガー・ウッズが初代王者となった大会は、ひとまず今年が最後。現場で見たこぼれ話をゴルフサプリ特派記者・森伊知郎がレポート!
写真/相田克己
新シャフトを気さくに見せてくれたジャスティン・トーマス。が、その中身は…
優勝候補として期待されたジャスティン・トーマスは火曜日(22日)の会見でドライバーのシャフトを新しくした、と話していました。
そう言われると、詳細が気になります。そこで会見後にトーマスをキャッチ。「新しいシャフトを見せてもらえる?」とお願いすると「いいよ。はい」と自らドライバーを取り出してくれました。
が、続けて「何も書いてないけどね」とひと言。
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どういう意味…と思いつつシャフトを見ると、真っ黒でモデル名はおろかメーカー名も記載されていません。詳細な重さや長さ。振動数などを記載したシールが貼られていることもありますが、それも見当たりません。
これではお手上げ。そこでトーマス本人「どういうシャフト?」と聞くも「I don’t know」とはぐらかされました。
2日目の12番ホールでは今大会の全選手のティショットで6番目の飛距離となる384ヤードを記録するなどしっかりフィットしていたようです。
トーマスはキャディも“ナイスプレー”
そのトーマスのキャディはラウンド中も紳士的でした。
海外ではアイアンショットで飛ばしたターフを戻すシーンを良く見ますが、日本の野芝ではターフがバラバラになって戻すことはほほ不可能。多くの“残骸”がフェアウェイに散乱していました。
これをマメに拾っていたのがトーマスのキャディです。習志野CCはティショットの狙い所が絞られ、2打目は多くの選手が同じような場所から打ちます。
もしボールが飛び散った芝の上に乗ったり、後ろに芝がある状態で止まってしまったらフライヤーなどをしないかと気になります。
後続の選手への影響がないように、との所作に一流キャディの視野の広さを感じました。
ミン ウ・リーが隣のホールを狙っていた理由は
大会では使用していない2ホールをドライビングレンジにしていました。そこで隣のホールを狙っていたのがミン ウ・リーでした。
これは弾道の高さを確認することが目的です。
ティショットでショートカットを狙う時などは打球がどれだけ高く上がっているかを正確に知っておく必要があります。
計測器を使えばデータで表示されますが、例えばドライバーショットが200ヤード先でどれだけの高さが出ているかを数字で示されてもイメージが湧きにくいもの。
それがここ一番で不安になるとミスにつながります。ならば実際に200ヤード先の木を越えられるか試せばいい、というわけです。
アメリカの広大なレンジではできませんから、日本でこそ可能だった練習ですね。
初代王者、タイガー・ウッズの粋な心遣い
大会の歴史でのハイライトといえば、やはり第1回(2019年)にタイガー・ウッズが優勝したことでしょう。
表彰式や会見が終わった後、プレスルームに戻ると見覚えのないモノがデスクに置いてありました。手に取ると「82」「#TIGER WOODS」の文字が記載された缶バッジ。数字はPGAツアーの最多勝利である故サム・スニードさんに並ぶ82勝目を挙げた、という意味です。
てっきり当時契約していたナイキの手配だと思い、お礼のつもりで担当者に連絡するとまさかの「知りません…」との回答でした。
そこでプレスルームの担当者に聞くと「タイガー・ウッズからです」。
記録的勝利を取材してくれたお礼として、居合わせた全てのメディアに配布したとのことでした。
その後は交通事故もあり、大会へは出場しませんでしたが、いつの日か「83」のアイテムにお目にかかりたいものです。
(取材・文/森伊知郎)
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