「T//WORLDアイアン」の3モデルを100人のアマチュアが試打評価した!
モデルチェンジと同時に商品構成も見直され、マッスルバックが外れた代わりに中空の飛び系モデルが加わった「T//WORLDアイアン」。そのうち今回試打してもらったのは、ノーマルロフトで軟鉄一体鍛造のハーフキャビティ「T//WORLD TOUR V」、ロフトを少し立てロングとミドル番手にタングステンウエイトを搭載した「T//WORLD Vx」、軟鉄ボディとマレージングフェースの複合ポケットキャビティ「T//WORLD Px」の3モデル。近頃、人気が高まっている“国産フォージドアイアン”に対して、アマチュアゴルファーはどんな評価を下したのか。
【アマチュア100人/試打スペック】
T//WORLD TOUR V(32度/N.S.PRO MODUS3 TOUR 115/S)
T//WORLD Vx(30度/N.S.PRO MODUS3 TOUR 105/S)
T//WORLD Px(30度/VIZARD EZ-C/S)
※( )は#7のロフト角/シャフト/フレックスです。
「T//WORLDアイアン」のカッコよさに一目惚れするアマチュアが続出
今回の特別試打会には「TW767ドライバー」と「T//WORLDアイアン」をそれぞれ3モデルずつ持ち込んだが、最初にアイアンを手に取る人が意外と多かったのは事実。その理由を伺ったところ「バックフェースのデザインがシンプルでザ・機能美といった見た目。自分に打てるかどうかは別にして実際に構えてみたくなりました」とのお答え。
HONMAアイアンの伝統である美顔と仕上げのよさは「T//WORLDアイアン」にもしっかりと受け継がれ、HONMAを打つのは初めてという人まで魅了したようだ。打てるか打てないかという心配もただの杞憂。なぜなら、「TW767ドライバー」の100人試打で3モデルそれぞれの個性が浮き彫りになったように、アイアンにおいてもやさしく飛ばせる「T//WORLD Px」から打感と操作性に優れた「T//WORLD TOUR V」まで、ゴルファーのニーズやプレースタイルに応じて見事な作り分けがなされているからだ。
個性はハッキリしているけれど、3モデルそれぞれの許容範囲が広い
100人試打アイアン編では、アマチュアテスターに「弾道の高さ」と「直進性&操作性」を評価してもらい、ボード上のここぞと思うポジションにシールを貼ってもらった。その結果、「T//WORLDアイアン」3モデルの性格と許容範囲の広さが見えてきた。もっとも高弾道かつ直進性が高いのは「T//WORLD Px」。ポケットキャビティの深い重心に加え、前作よりもロフトが1.5度寝かされたことも球の上がりやすさに影響しているはずだ。
また、ほとんどのアマチュアに操作性が高いと評価されたのは「T//WORLD TOUR V」。球の高さが高弾道と中弾道に散らばっているのも、入射角によって打ち出しとスピンをコントロールしやすいことを表している。そして、ど真ん中に貼られたシールが多く、もっとも性能のバランスがとれていると評価されたのが「T//WORLD Vx」である。縦軸、横軸ともシールが広く散らばっているのはこのアイアンの許容範囲の広さを示している。
1番人気は「T//WORLD Px」! 「T//WORLDアイアン」モデル別人気
「T//WORLD Px」100人試打コメント「打ち出しが高い!簡単に高弾道が打てるから楽しい」
・「T//WORLD Px」のカーボンシャフトがとても振りやすくて心地よい。
・一番軽くて振りやすい「T//WORLD Px」が好き。
・「T//WORLD Px」はロフトが立っているのに球が高くキャリーが伸びる。
・弾き感のある打感が気持ちいい。
・ハーフトップでも球がちゃんと上がりました。
「T//WORLD Px」はハイドローになりました。
・同じロフトでも「T//WORLD Px」のほうが「T//WORLD Vx」よりも高弾道。
「T//WORLD Vx」100人試打コメント「カッコいい系のヘッドなのに意外とやさしい」
・「T//WORLD Vx」の顔が好き。グースが適度で球がつかまりそう。打感もいいね。
・打感がいいし、シャープなヘッドの割に球が曲がらずやさしさも感じられる。
・打ち出しが高くて距離も出る。自分には一番合う。
・「T//WORLD Vx」もスピンはしっかり入るけれど「T//WORLD TOUR V」はさらに止まる!
・振りやすくて高い球が打てる。ヘッドのサイズがちょうどいい。
・大きくもなく小さくもない「T//WORLD Vx」がかまえやすい。シャフトが短く見えて芯に当たりそう。
・「T//WORLD TOUR V」は軽いフェード、「T//WORLD Vx」は軽いドローが打ちやすい。
「T//WORLD TOUR V」100人試打コメント「デザインも構えた顔も良い。見た目だけで欲しくなりました」
・「T//WORLD TOUR V」はスピン量と飛距離が安定しています。
・小ぶりなのにミスしても思ったよりも曲がりが少なくて球が強い。
・打感は今まで打ったアイアンの中で最高。
・スピンがしっかり入っているのがわかります。
・球がつかまりすぎないから、自分からつかまえに行ったり逃がしたりして打てます。
100人試打参加者の年齢分布
とにかく美しい!見え方と抜けのよさにこだわった「T//WORLDアイアン」
出球の方向や高さをイメージしながら打っていくアイアンは、顔を見ただけでどんな球筋になるかイメージできるものが理想です。日本の軟鉄鍛造アイアンが海外で評価される理由は打感だけではありません。アイアンはどこかをひと削りしただけで顔の見え方やソールの抜けが変わります。それを熟知した匠がマスターモデルを作っていることがHONMAの強み。「T//WORLDアイアン」でとくに美しいと感じるのはリーディングエッジの直線からトゥの丸みにつながる輪郭です。これは3モデルに共通で、ヒールの高さ、グース度合い、トップブレードの厚さをフローさせることで性格の違いを出しています。ゴルファーが100人いても、3モデルのうち必ずどれかを気に入るはずです。
見るからにやさしい「T//WORLD Px」はスライスもストレートに変わる
「T//WORLD Px」はボックス型の顔でグースのあるポケットキャビティです。サイズは他の2モデルとさほど変わらないのにヒールが高いのでやさしく見えます。方向と飛距離をできるだけクラブ任せにしようという設計意図が伝わってきます。左右に意図的に曲げるのが難しいほど直進性が高く、格好いいけどできるだけやさしいアイアンを使いたい人にはぴったり。
打感は当たった瞬間に一度ボールが潰れてから強烈に弾く感じ。グシャッとピシッがミックスした音。7番でロフト30度にしては飛びます。同じ30度の「T//WORLD Vx」よりも10ヤード飛びました。切り返してからインパクトまでが速い純正カーボンシャフトの影響も大きいと思います。ヘッドの位置が分かりやすく操作性もあるのでオススメです。ノーマルスイングで振ったときの弾道はゆるいドロー。ちょっと右に出てから戻ってセンターに着弾します。スライサーが使ってもストレートに近い球が打てると思います。
ロフトはニューノーマルの7番30度、飛びと打ちやすさが好バランスの「T//WORLD Vx」
「T//WORLD Vx」はヒールの高さ、グースの度合い、トップブレードの厚みともに「T//WORLD Px」と「T//WORLD TOUR V」のちょうど中間。ロフトは「T//WORLD Px」と同じ30度なので、「T//WORLD Px」の飛距離と「T//WORLD TOUR V」の操作性を兼ね備えたアイアンであることがわかります。フェースとボディはS20C軟鉄の一体鍛造なので打感は「T//WORLD TOUR V」にかなり近く、やわらかさの中にボールの重みをしっかりと感じることができます。ロフトが少し立っているせいか弾き感は強めですが、球持ちがいいので操作性もかなりあります。ノーマルスイングで振ったときの球筋はストレートから軽いドロー。コースで打てばほとんどストレートボールに見えるでしょう。バックスピン量は7番として十分。飛距離は「T//WORLD TOUR V」よりも10ヤード飛んで、「T//WORLD Px」よりは10ヤードダウンしました。「T//WORLD Vx」と「T//WORLD Px」あるいは「T//WORLD Vx」と「T//WORLD TOUR V」の番手かぶりのコンボも面白いかもしれません。
ドロー・フェードはもちろんタテ距離もコントロールできる「T//WORLD TOUR V」
「T//WORLD TOUR V」は「T//WORLD Vx」よりもさらにヒールが低く、トゥが高く見えるティアドロップ型(三角形?)。ネックもほぼストレートなので、フェースの開閉をイメージしやすい顔です。また、リーディングエッジをカットしたC型のソールの形状はヘッドを上からスティープに入れたときに刺さりにくく、スティープにもスイープにも打てます。入射角によって球の高さやスピン量を増減させて、タテ距離をコントロールすることも容易です。
S20C単一素材の鍛造で、キャビティ部分も浅いため、打感はマッスルバックのような厚みがあり、上からしっかりとボールを潰しながら打ちたい人には最高です。ノーマルスイングで打ったときの弾道はほぼストレートに近い微ドロー。フェースを返しやすいのでさらにドロー回転を増やしたりフェードを打ったりするのもかんたんです。ロフトがあるので高打ち出し・高スピンの止まる球でグリーンを狙っていけます。
「T//WORLDアイアン」は手に取って、構えて、打ちたくなるアイアン。結果も期待できるゾ!
自分で使うアイアンを選ぶときにバックフェースのデザインをすごく気にします。ぼくがこう言うと皆さん「デザインは性能に関係ないでしょ」と驚きますが、人間が使う道具である以上、フィーリングはとても大事な要素であり、とくにアイアンでは見た目のカッコよさや打感なんかも性能の一部だと考えています。これまで、性能をやさしくしたらデザインまでそれなりになってしまったアイアンを数多く見てきましたが、「T//WORLDアイアン」は前作よりもやさしくなって、なおかつデザインがカッコよくなりました。そこにHONMAの職人のこだわりを感じるし、こだわりがあるからこそ性能もよくなっているはずです。「T//WORLDアイアン」こそ手に取って構えたくなり、構えたら打ちたくなって、打ったら納得できるアイアンだと思います。







