間違えてたら、一生入らない「カップ1個分右」アナタはどこを狙っていますか?
“カップ1個分”の認識は人によって違う?
パッティングで、「カップ1個分外しましょう」というアドバイスを受けることも多いはず。実はこの“カップ1個分”というのがけっこう曲者のようで、人によって認識が異なるとか。ズレたままプレーをしていると、とんでもないことになるかもしれませんよ。
カップ1個分といっても、認識の違いで54mmのズレが生じる
パッティングの際、キャディさんから、「カップ1個分右に外した方がいいですよ」とアドバイスを受けることってありますよね。そんなとき皆さんはどこを狙って打っていますか?
そもそも皆さんは、“カップ1個分右(左)”がどこを指しているのか考えたことがありますか? おそらくほとんどのゴルファーが、自分なりのカップ1個分のズレが決まっていて、何の迷いもなくそこに向かって打っているのではないでしょうか。
しかし実際は、アドバイスをする人(キャディさん)とアドバイスを受ける人(プレーヤー)との認識がズレていることがあります。
ゴルファーに聞くと、だいたい次の2つに分かれます。
1つは、カップの中心からカップ1個分移動した位置。カップの縁からはカップの半径分ズレたところが1個分と考えるケース(A)です。
そしてもう1つは、カップの横に置いた仮想カップの縁をカップ1個分と考えるケース(B)です。
カップの直径は108mm。だから、Aの場合は、カップの縁からは54mmのズレ、Bの場合は108mmのズレになります。このことからも分かるように、認識の違いで54mmという倍のズレが生じてしまうのです。
果たして、どちらが正解なのか?
仮想カップの真ん中? 縁の外? 縁の内?
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