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6番アイアンからPWは「241CB」#5は「242CB+」というコンボセットにしている野村タケオの試打レポート

野村タケオのゴルフ実験室

2024/11/06 ゴルフサプリ編集部 野村タケオ

241CB+

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。ブリヂストンゴルフのアイアンが絶好調らしいです!なんでも新作の「242CB+」と「241CB」がアイアンの売り上げで1位と2位になったのだとか。いや~素晴らしい。日本のメーカーも頑張ってますな。実は僕は「241CB」をゲットして、少し前から使っているので尚更嬉しいです。ってことで、使い心地をレポートしたいと思います!

〈取材・文・写真提供 野村タケオ〉

「241CB」アイアンはソールに秘密あり!

僕が使っているのはブリヂストンゴルフの「241CB」アイアン。6番からPWまでの5本と、5番だけは「242CB+」を入れてコンボセットとしております。

241CB+

「241CB」は軟鉄鍛造のアイアンで、中空構造やウェイトの埋め込みなど無く、一枚もののヘッドとなっています。プロからの要望を落とし込み、前作よりも形状を少しシャープにし、弾道のイメージが出やすい形状になっています。

バックフェースはグラビティコントロールデザインにより、ブレード側を厚肉設計とし、重心位置を調整しています。また打点部分を厚肉化することで、柔らかい打感とインパクト時のフェースコントロール性が向上しています。

241CB+

そしてなんといっても「241CB」の進化部分はソールです。ターフの取りやすさを追求し、リーディングエッジ、トレーリングエッジをカットしたデュアルカットタイプの「ツアーコンタクトソール」を採用。ダウンブローで入りターフを取るゴルファー向けとなっており、ボールへのコンタクト、抜けが向上しています。

241CB+

シンプルながらカッコいいデザイン!

まずバックフェースを見てみると、結構オーソドックスなデザイン。ま、一枚ものの鍛造ヘッドですから、そんなに奇抜なデザインにはなりませんよね。でも肉厚の調整によって重心位置がコントロールされているのが分かるし、打点部分が分厚くなっていて打感が良さそうな感じが伝わります。

「B」マークや「241CB」のロゴの入り方もとてもいいし、カラーもコーポレートカラーの黒と赤で統一されていてカッコいいと思います。

241CB+

とてもいい顔で構えやすく、コンボの流れもいい!

構えてみると、少し小ぶりながら小さすぎることなく、トップブレードも丁度いい感じのシャープさ。ネック部分からのつながりもとてもスムーズで、本当にいい形状だな~と思います。ほんの少し懐があって、リーディングエッジが出過ぎていない形状が個人的にはとても構えやすい。

241CB+

ちなみに5番だけ入れている「242CB+」アイアンですが、こちらもデザイン的にはとても似ています。パッと見では違いがあまり分からなくらい。しかしよく見ると微妙にバックフェースの厚みの配分が変えられていて低重心化が図られていルコとがわかります。またソールもラウンド形状になっていますね。

構えた感じはほんの少しだけヘッドが大きくなっているかな~というのと、オフセットも少しだけ大きいのかな?くらいの感じで、「241CB」との流れはとてもいいです。

左が「241CB」、右が「242CB+」
左が「241CB」、右が「242CB+」

とにかく打感が最高で操作性も高い!

「241CB」を打ってみましたが、まず感じるのはとにかく打感の柔らかさ。やはり混じり気のない軟鉄鍛造アイアンはこうでないとな~という感じです。フェースにボールがひっつくような柔らかさがありますね。当然打音もとてもいいです。

球も十分に上がってくれます。7番でロフトが32度と、最近のアイアンとしてはスタンダードなロフトと言っていいのではないでしょうか。なので特別飛ぶわけではないですが、ロフトなりにしっかり飛んでくれる感じ。個人的にはあと1~2度ロフトが立っているのが好みですが。ただ、この形状のアイアンとしてはこのくらいのロフトが丁度いいのでしょう。

241CB+

ヘッドの操作性も抜群ですね。僕でも左右に少し曲げることができるし、高低もある程度打ち分けられます。ミスに対しての寛容性はそこまで高くはないですが、打点がズレた時には、それが手には伝わりますが思ったよりも飛距離の落ち込みや曲がりは少ないです。

そしてソールの出来は本当に素晴らしい。少し鋭角な軌道でも地面に刺さりにくく気持ちよく抜けてくれます。ラフでの抜けもとても良かったです。ソール形状的にはやはりダウンブローに打つ人にとても良さそうですが、そこまで入射角が強くない人にも対応してくれそう。

「242CB+」の5番も優しくて打ちやすい!

5番アイアンの「242CB+」ですが、これがまた優しい。こちらはフェース下部にインナーポケットという空間が設けられているので、柔らかい打感ながら、ほんの少しの弾き感があるんですよね。でも打感は柔らかくて気持ちいいです。

241CB+

そして4番と5番にはソールにタングステンプレートが埋め込まれており低重心化が図られています。なので地面から打ってもボールが上がりやすく、飛距離もしっかり出ます。見た目は「241CB」に近いですが、見えない部分で優しく仕上げられていますね。

人気が出るのもわかる、完成度の高いアイアンでした!

今回「241CB」アイアンをコースで打ちましたが、デザイン、打感、性能など、とにかく全ての面において完成度の高い仕上がりだと思いました。これは人気が出るよな~と思いますね。かなり多くのプロもこのアイアンにチェンジしているらしいです。

誰にでも使えるアイアンというわけではないですが、ある程度のヘッドスピードがあり、これから90ぎりを目指そうかというようなゴルファーにはぜひ使ってもらいたいアイアンです。きっとアイアンを打つのが楽しくなると思いますよ~。

また「242CB+」アイアンは100切りを目指すゴルファーにも十分使える性能だと思います。もっと上手くなりたいと願い、真剣にゴルフに取り組んでいる人にはぜひ使ってもらいたい。優しさもありながらも、操作性もあるので、とてもバランス良くできています。正直、僕も「242CB+」にしてもよかったかな~なんてちょっと思ったり(笑)

いや~「241CB」は本当にいいアイアンでした。「242CB+」とのコンボセットも最初から想定して作られているので、本当に流れが良くて使いやすい。ぜひ皆さんも、ザ軟鉄鍛造と言ってもいい「241CB」アイアンを一度打ってみてください。きっと打感や打ちやすさに驚くと思いますよ。

ゴルフバカイラストレーター、野村タケオ

ゴルフバカイラストレーター、野村タケオ。
京都府出身。様々なゴルフ雑誌やウェブサイト等にイラストやイラストコラムを寄稿。
毎週水曜の22時からYouTubeライブで生放送「野村タケオゴルフバカTV!」を放送中。