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テクニックに効く
ボール“右置き”のハンドファーストがザックリのもと！正解は“右手1本”で打てる位置

ボール“右置き”のハンドファーストがザックリのもと！正解は“右手1本”で打てる位置

残り30ヤードから2つで上がる！ショートゲームのコツを中井学がレッスン（8）

2024/11/08　ゴルフサプリ編集部

アプローチで頻繁にザックリやトップをしてしまう人は、そうなる“構え”をしていることが多い。逆に、アプローチが上手な人は、ミスが出にくいボール位置を知っている。中井学がアプローチの最適なボール位置を解説する。

上半身に対してどこにあるかでボール位置を考える

みなさんはどんなセットアップでアプローチに臨んでいますか？　アマチュアの方に多いのは、ボールを右に置き、ハンドファーストに構えて打つスタイル。ほとんどの方はダフりやトップしないよう、ボールを右に置いて早めにインパクトするのが狙いだと思います。

でも、どうでしょう。ヘッドが上から入ってザックリしていませんか？　ロフトが立つ分、距離感が合わせにくくなっていないでしょうか？　おそらく、多くの人がこんな経験をしていると思います。

最適なボール位置は各々違ってしかるべきですが、同じ状況で左になったり右になったりするのはよくありません。なぜそうなるのでしょうか？　それはスタンスに対してボール位置を決めているからです。

例えば、胸骨の真下（胸の中心の真下）にボールがあるとしましょう。この場合、両足を均等に開けばボール位置は左右センターになります。一方、右足を左足に寄せるほどボール位置は右寄りになります。

しかし、これはスタンスとボールの位置関係を見るからそうなるのであって、上半身に対するボール位置は変わらず胸骨の真下。この観点でボール位置を決めれば、右になったり左になったりすることはないのです。

最適なボール位置を決めるには、このボール位置を前提に、右手一本で打つことです。試しに、いつもアプローチでやっているアドレスをとり、右手一本でクラブを持ってアプローチしてみてください。打ちにくくて仕方がないようなら適したボール位置ではありません。

常にボールを右に置いている人はスムーズにヒットできないはず。アプローチなので、状況によっては右に置いて打つこともありますが、ノーマルな打ち方にはほど遠いと考えてください。もしそうなったら、上半身に対してボール位置を決めて右手一本で打ちやすい位置を見つけ出す。そこがあなたのベーシックなボール位置になります。

レッスン：中井学
なかい・がく／1972年4月14日生まれ、大阪府出身。2003年からプロコーチとして活動し、数多くのツアープロの初優勝に貢献。40歳を過ぎてからプロテスト合格を果たし、トーナメント出場。アマチュアレッスンにも定評があり、YouTubeの「中井学ゴルフチャンネル」では登録者約25万人の実績を持つ。