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打ち出しを高くするには「右肩を下げてアドレス」3番ウッドで距離を稼ぐコツ【吉本舞がレッスン】

吉本舞がコーチ スコアメイクの万能クラブFW&UTの使いこなしテク教えちゃいます! VOL.7

2024/12/21 ゴルフトゥデイ 編集部

吉本舞がコーチ スコアメイクの万能クラブFW&UTの使いこなしテク教えちゃいます!

フェアウェイが平らな場所からは3番ウッドで距離を稼ぎたいところだが、ロフト角が少ないクラブだけに結構難しい。「3番ウッドは球を高くすることが勝負ですよ」と吉本舞コーチ。高い球で飛ばせるようになるポイントを教えてもらおう。

GOLF TODAY本誌 No.630/110~111ページより
構成/三代 崇 写真/圓岡紀夫 協力/新武蔵丘ゴルフコース

3番ウッドの飛ばしはボールが上がりやすい構えを作ろう!

右肩を少し下げて構えれば3Wのロフト角が増える

ロフト角を少し増やしてあげるイメージで構えよう。右肩を少しだけ下げてシャフトが地面と直角に見えるようなアドレスを作ればフェース面が軽く寝た状態となり、高い球が打ちやすい。
ロフト角を少し増やしてあげるイメージで構えよう。右肩を少しだけ下げてシャフトが地面と直角に見えるようなアドレスを作ればフェース面が軽く寝た状態となり、高い球が打ちやすい。
軽いアッパー軌道でとらえやすく出球が高くなる。
軽いアッパー軌道でとらえやすく出球が高くなる。

ココに注意!

ハンドファーストのアドレスは避ける。

ハンドファーストに構えすぎるとフェース面が立ってボールが上がりにくく、距離を出せない。
ハンドファーストに構えすぎるとフェース面が立ってボールが上がりにくく、距離を出せない。

難しい3Wを使いこなすにはアドレスを少しだけ変えればOK

フェアウェイでもちょっとした傾斜地になっていれば3Wは避けるべきですが、平らな芝の上にボールがキレイに浮いていて打ちやすい状況なら3Wで距離を稼げるようになりたいですよね。3Wでキャリーを出すには出球を高くする要素が必要で、一番のポイントはハンドファーストに構えすぎないようにすることです。

そこで右肩を少しだけ下げてシャフトが真正面から垂直に見えるアドレスを作りましょう。スイング軌道はインサイドアウトのイメージです。軽いドローを打つつもりでスイングすればボールをアッパー気味にとらえやすく高さも出しやすくなります。ただし右肩を下げすぎた構えや、ボールを自分で上げようとしてすくい打ちになったりしてはいけません。

3W以外はロフト角が多めでボールが上がりやすいですからアイアン感覚のスイングでOK。距離をコントロールしてグリーンを狙いたい場合は状況に応じてクラブを使い分けます。UTはFWよりもヘッド体積が小さくてシャフトが短い。そのぶんシンプルに打ちやすいけれど、FWほど高さを出しにくくキャリーが落ちます。私の5Wと3UTのロフト角は同じ18度ですが、5Wのほうが出球が高くてキャリーも10ヤードほど多く出ます。アップダウンが多くて高い球が要求されるコースはFWを多用し、風が強い日はUTをフル活用するといいですよ。

3W以外のクラブはストレート軌道でOK

重く感じられると自分でクラブをコントロールするのが難しくなる。クラブの動きにまかせるだけで自然に軌道が安定し、ヘッドスピードも上がる。
重く感じられると自分でクラブをコントロールするのが難しくなる。クラブの動きにまかせるだけで自然に軌道が安定し、ヘッドスピードも上がる。

3Wの軌道イメージは軽いインサイドアウト
高さを出すには少しだけアッパー気味にとらえる意識でスイングするといい。そのためには目標に対して右向きのインサイドアウトの軌道でスイングするのがコツ。

目標を右寄りにとってドローを打つイメージでスイングすればボールが上がりやすく、キャリーが自然に伸びる。
目標を右寄りにとってドローを打つイメージでスイングすればボールが上がりやすく、キャリーが自然に伸びる。
UTはFWよりもヘッド体積が小さくてシャフトが短い。そのためUTのほうがシンプルに打ちやすいが、FWほどボールの高さは出しにくくてキャリーが落ちる。FWとUTのそれぞれの特性を理解し、コースの特徴やプ
UTはFWよりもヘッド体積が小さくてシャフトが短い。そのためUTのほうがシンプルに打ちやすいが、FWほどボールの高さは出しにくくてキャリーが落ちる。FWとUTのそれぞれの特性を理解し、コースの特徴やプレー当日の天候などに合わせて使い分けるとスコアメイクに役立つ。
吉本 舞

吉本 舞
佐賀県出身。USLPGA Teaching&club Professionalの資格を取得し、現在は森守洋が主宰する東京ゴルフスタジオで多くのアマチュアをレッスン。一人一人の悩みに寄り添った丁寧でわかりやすい指導で好評を得ている。

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