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100切りの最短コースはここからスタート! “めっちゃ大事”なグリップの握り方【5箇条】

2024/11/16 ゴルフサプリ編集部 宮川岳也

グリップ,握り方,ゴルフ

クラブの握り方、いつも同じですか? テキトーな握り方だとショットが安定しないどころか、よいスイングが身につきません。伸び悩んでいるなら、一度、握り方を見直しましょう。

スイングの安定性と良いショットは正しい握り(グリップ)から!

ゴルフ初心者や初級者はある意味仕方がないことですが、それなりにゴルフ歴があっても、目を覆いたくなるようなグリップの握り方をしている人がいます。見るからに、きれいではない握り方の人は、グリップの握り方だけでなく、アドレスやセットアップにも無頓着です。この3つ(グリップ、アドレス、セットアップ)に頓着しない人は、ボールを強く叩くことばかりに執心している傾向があり、上達が非常に遅かったり、なかなかうまくならないタイプといえます。

グリップの握り方は上達するうえでとても大事なポイントです。握り方が正しければスイングの安定性が高まり、飛距離と方向性を向上させることができます。そこで以下にグリップの握り方についてお話ししましょう。

1)基本的な握り方

グリップは基本的にウィークグリップ、スクエアグリップ、ストロンググリップ(フックグリップ)の3種類があります。さらに右手と左手をどのようなカタチで握るかが加わります。右手の小指を左手の人差し指と中指の間に軽く重ねる握り方がオーバーラッピンググリップです。右手の小指と左手の人差し指を絡める握り方がインターロッキンググリップです。10本の指をすべてをグリップに触れさせる握り方がテンフィンガーグリップです。これら、どの握り方でも問題はありません。レッスン等を受けて、自分に合った握り方を見つけてもらうのがおすすめです。

2)握るチカラ

グリップを握るチカラのことをグリッププレッシャーといいます。昔からグリッププレッシャーは弱めがよいとされていて、「小鳥を握りつぶさない程度」などと表現されてきました。プレッシャーが強すぎると手首の可動域が狭まり、しなやかに動かすことができなくなります。こうなるとスイングの軌道やフェースの動きが制限されて、よい結果に結びつきません。そのためクラブはソフトに握りましょう。ソフトなほどカラダとクラブとの一体感が増し、バランスの取れたスイングができます。

3)フェースの向き

アドレスしたときにクラブフェースが目標に対して真っすぐに向くように握ることがとても大切です。握り方がルーズだとアドレスしたときにクラブフェースが右を向いたり、左を向いたりしやすく、ショットのブレにつながります。

4)V字について

ストロンググリップ,フックグリップ,ウィークグリップ

握ったときの親指と人差し指の間のことを「V字」と表現します。一般的に左手のV字がアゴを指すとウィークグリップです。右耳を指すとスクエアグリップ。右肩を指すとストロンググリップになります。ウィークグリップは手首を動かしやすいため、比較的容易にリストターンも行いやすいといえます。3つの中でもスクエアグリップは基本形といえ、手首を動かすのも、動きを抑えるのも、どちらも行いやすいといえます。このことから、まずはスクエアグリップを覚えるのがおすすめです。ストロンググリップは手首の動きをできるだけ小さくしてスイングしたい人に向いています。また別名「フックグリップ」と呼ばれることから、スライスに悩む人にもおすすめでしょう。

5)いつも同じように

自分に合ったグリップの握り方を見つけたら、毎ショット、同じように握ることが大切です。打つたびに握り方が変わったり、プレッシャーが変わると、スイングの安定性が失われます。多くのアベレージゴルファーは、自分では同じにしているつもりでも、指導者から見るとそうではないことが多々あります。そのため、スクールやレッスンなどで指導者からチェックしてもらうことが大切です。

上記に紹介した5つのことは最低でも身につけたいこと、守ってほしいことになります。常にこれらのことを意識して練習を重ね、安定したスイングができるようになりましょう。

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宮川岳也(みやかわ たけや)
USGTFティーチングプロ。埼玉県の練習場とインドアスタジオでレッスンを行っている。