番手の上げ下げは上限、下限を決めず柔軟に行うのが大前提

言うまでもなく、アゲンストでは番手を上げ、フォローでは番手を下げます。時にはアゲンストの風に対して番手を上げて低い球を打つことがあるかもしれません。みなさんもそうしていると思いますが、アマチュアの方は1~2番手上げ下げするのがせいぜいです。まずはあらかじめ上限、下限を決めてしまわず、番手の上げ下げを柔軟に行うことを大前提にしましょう。

風が強い場合は単純に3~4番手上げ下げすることもあるというわけですが、これは使用番手や打ち方によっても変わります。例えばショートアイアンで打つ、あるいはすくい打ち傾向のある方は打球の滞空時間が長くなります。そのためアゲンストでは大きく押し戻され、フォローでは押し流されますから、より大胆に番手を上げ下げしなければなりません。

逆にボールがあまり上がらない番手を使う状況なら、強風下でも1番手上げ下げする程度で済むこともあります。まれに強いフォローの時にボールが叩き落とされて飛ばないこともありますが、こればかりは予測が立ちません。

いずれにしても風を読み切るのは困難。でも、ちょっとした拠り所があると影響を予測できるので紹介しておきましょう。風を読む時に枯れ芝を投げ上げて風向きを読むことがあると思いますが、この時に芝が飛ぶ方向だけでなく、落下角度を見ると強さが推測できます。無風を0度とし、45度くらいの角度で落ちたら1番手、60度くらいなら2番手、75度くらいなら3番手というように、15度ごとに1番手上げ下げするのです。

あくまでも目安ですし、どれだけ番手を上げ下げするかは各々の飛距離によっても変わります。また、ボールのライによっても飛び方が変わりますから精査する必要はありますが、ある程度の参考にはなるはずです。

勝又優美
かつまた・ゆみ JLPGAティーチングプロA級。就職したホテルが所有するゴルフ場勤務となりゴルフをスタート。ゴルフを楽しむ人々にふれ、日本の大人たちを笑顔にしたいとティーチングプロの道に。2010年に認定ティーチングプロとなり13年には A級ライセンス取得。やさしくてきめ細やかな女性らしいレッスンで大人気。堀尾研仁氏主宰の「KEN HORIO GOLF ACADEMY」に所属。